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野田総理の無恥

山中京都大学教授、ノーベル賞受賞、本当におめでとうございます。
これまで、研修、部会で何度もお話しを賜ったが、授賞した今も、その時と同じく、謙虚かつ、共に研究する仲間への畏敬の念を持ち続ける教授の姿に、業績のみならず、心底、偉大な研究者、偉大な日本人だと改めて胸が震えました。

一方…野田総理は、『ここぞ!』とばかりに談話を発表。

『先生の授賞に心から敬意を表すると共に、日本人の一人として誇りに思っております』

おい!
事業仕分けで、スパコン、はやぶさ、を始め、科学技術予算を大幅に削ったのはどこの政党でしたか?
与党に削られた予算の『復活折衝』をしたのは、民主党ではなく、我々、自民党だったことをお忘れですか?

忘れる事が出来ない。
参議院の先輩の世耕先生は、山中教授の同級生。
学生時代、生徒会長と生徒会副会長の間柄で、互いに刺激しあっていた仲だったとお聞きした。
当時、俺は、自民党の文部科学部会長。
『このまま民主党の横暴を放置したら、日本は、取り返しのつかない科学技術の損失を、医学的損失を、人類の先進医療への致命的な損失を被る。何としても未来への投資を妨げてはならない!』
と世耕先生は力説し、その切実を我々は全面的に共有し、野党であるにも関わらず、自民党文部科学部会は文部科学省と共闘し、事業仕分け、財務当局と渡り合った。
必死だった。
文科省も、当時の文部科学官僚も、自分の立場を顧みず、必死になって我々と共に戦ってくれた。
そして…『はやぶさ』は奇跡を起こし、スパコンは『二位ではダメなんですか!』を乗り越え『世界一位』と返り咲き、ips細胞の研究も進み、この度、ノーベル賞を受賞する栄誉を得た。
これほど報われる事は稀有だろう。

しかし…野田総理のコメントに触れて、一気に現実に戻された。
よくもまあ、いけしゃあしゃあと、誇りに思うなどとコメントを出せたものだ。
彼には『恥』というものは、きっとないのだろう。
韓国大統領の竹島上陸、天皇陛下への謝罪要求にも、公式に記者会見をしなかった野田総理。尖閣を巡る中国による主権侵害に対しても、公式に記者会見をしなかった野田総理。
記者の質問に、通りすぎに答え、繰り返したのは、
『遺憾である』
などという、翻訳されたら抽象的にしか伝わらない、内向き、売国の文言ばかり。
そんな人物が、山中教授のノーベル賞受賞という歴史的快挙に際して、得意気に、己共の過去も顧みずに、まるで自分たちが、政府が研究を支えてきたかのようなコメント…。
山中教授が言うならいい。しかし、少なくとも民主党政権に、それを言う正統性はないだろう。
少なくとも『恥』があれば、言わないだろう。

民主党政権は何だったのか。
野田政権とは何なのか。

改めて問うていきたい。

山中教授、そして、共にこの栄誉を目指し、支えてきた研究者の皆さん、本当におめでとうございます。
自民党文部科学部会一同、皆様の鋭意努力の末の受賞を、政治が漂流する中、共に期待と不安を抱いた当事者として、誇りに思います。

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