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交差免疫まで考慮した集団免疫 スウェーデンに学ぶ 日本も集団免疫目標?

スウェーデンの医療対応記事です。この先生のインタビュー動画はこちら。

>「スウェーデンの政策は間違っていたとは言っていない。改善の余地があるという意味である」
基本的にロックダウンなどの強い施策はとらなかったスウェーデン。その死者数はとても多く最初は失敗と言われました。(このことを恐れて実際イギリスは集団免疫方針を変更しました。)

高齢者への医療、安楽死などがしっかり国民の中で意思が統一されているスウェーデン。それゆえ、高齢者施設へ感染が拡がったことで80歳以上、また臓器障害の程度などから集中治療を控えたことからあっという間に死者が増えました。そして今はもう感染弱者は正直かなり淘汰されている可能性が高いと思います。

そして以前から書いている交差免疫含む細胞性免疫と液性免疫(抗体。感染した人の増加からこの2つの免疫で感染予防免疫、もしくは重症化予防免疫ができることで、完全な100%の予防はできないながらも、少なくともオーバーシュートはもう起きない程度の「集団免疫」ができている可能性があります。

今回日本でもそこまで強い制限なく新規感染は低下してきています。これはとても大きなことです。そう、次に第3波が来ても、緊急事態制限しなくても、また必ずオーバーシュートなしに押さえ込むことができるという経験です。(院内感染、高齢者施設を守って重症者を増やさないようにすれば)

もうNYになるとかの心配はいりません。検査も今ぐらいでなんとかなります。あの人の「心配です」は気にしなくて構いません。そう東京などは「集団免疫」までもう少しの可能性すら出てきています。

BMJに日本の第2波が起きた原因がEditorialとして書かれています。日本にいない人間が思い込みで分析を行ったようですが、それでも一部参考とすることは必要です。

宮坂先生のFBからの引用(論文要約)ですが
>(1)PCR検査体制に不備があり、一般の医療機関からの検査依頼を十分に受けられず、このために正しく診断できない例が増え、結果として社会での集団感染や院内感染が起きた。
前半は正しいと思いますが、後半の結果としての根拠はなさそうです。
>(2)保健所に業務が集中して飽和状態になったこと。この原因の一つとして紙ベースの古い報告体制が指摘されている。
まあこれも事実ですね。そして自治体は保健所をいつまでたっても助けませんでした。
>(3)パンデミックの初期では、政府からの行動変容に対するキャンペーンが十分でなかった。三密回避の指摘は良かったが、対人距離の保持、手洗いの励行、不要不急の外出の回避などについては、単に個人レベルでの遵守励行にとどまっていた。
それでも強制力のある英国のロックダウンよりマシだったのでは。でも新宿考えると強制力は欲しい。
>(4)専門家会議の独立性が十分でなく、メンバーの専門性が偏っていたこともあり、政府に対して十分なアドバイスが出来なかった。特に、専門家会議の意見が政策実行側によって修正されたことがあったことは問題である。
意見を聞かなかった政治家がいたことは事実です。でも尾身先生はWHO時代含めて全体をみることができる学者です。しつこいですが2波収束について悪くない結果が出てきています。
>(5)政府の説明責任と透明性が不十分であり、首相が明確なビジョンとメッセージを出さなかったこと
首相というより政府ですが、これは私も同意します。まあそれもトリアージ含めた人権問題が絡んでいるからでしょうが。
>日本政府がこれらについて早く対策を立て改善を図るともに、遺伝子データやビッグデータの解析など最新科学の振興に一層の力を注がないと、再び感染の波が来るかもしれない
3月、4月の頃にこの論説なら意味があったかもしれませんが、また第2波を落ち着かせた日本の感染対策の分析としては今回の結果を考慮できていないただの思い込みでしょうか。この点において鈴木先生が小気味よい解説をFBにしてくれています(私のFBの取り込みしかできませんでした)。

今回かなり大胆な予想をします。多分また何回か感染は起きるでしょうが、今後波はさらに小さくなり、そして必ず収束していきます。そして中途半端ながら集団免疫がどんどん出来上がり(少なくとも東京)、日本でオーバーシュートがもう起きる心配はないでしょう。(ただ院内感染、高齢者施設予防は絶対ですが)

ただそれは現場の頑張りのおかげで、政府や自治体(東京)の手柄ではないと思います。

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