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【ドアダッシュ】、食品スーパーからの宅配拡大!コンサルタントの抽象論を具体化する?



■飲食店からの出前を中心に展開するオンデマンド・デリバリーサービスのドアダッシュは20日、食品スーパーからの宅配サービスを拡大することを発表した。

ドアダッシュ・アプリからスーパーマーケットが取り揃える生鮮品など1万品目以上を注文できるようになる。

オンデマンド買物代行&宅配サービスでは圧倒的なシェアを得ているインスタカートを脅かす存在になり、利用者にインスタカートと異なる買い物体験も提案できるようになるのだ。

ドアダッシュが提携するのはカリフォルニア州ではスマート&ファイナルやゲルソンズなど、中西部ではハイヴィーやマイヤー等が名を連ねている。

ドアダッシュではローカルにある食品スーパーとのパートナーシップを拡大することで、約7,500万人がスーパーからの1時間宅配を利用可能となるという。手数料は3.99ドル~だが、1ヶ月9.99ドルのサブスクリプションサービスも開始する。

「ラスト・マイル・フード・デリバリー・プロバイダー(Last-mile food delivery provider)」とも呼ばれるドアダッシュはウォルマートやアルバートソンズなど一部大手チェーンストアの宅配サービスを請け負っている。

昨年4月にはウェグマンズと提携しモバイルオーダー「ミールズ2ゴー(Meals2Go)」で寿司やサンドイッチ等の宅配サービスに参入した。

こういった提携しているスーパーではストアアプリを介した注文になっているのだ。レストランの出前のように、スーパーマーケットが自社スタッフを使って商品をピッキングしドアダッシュのドライバーに渡して配達させていることになる。

一方、競合のインスタカートではユーザーがインスタカートの専用アプリからスーパー等を選んで注文することになる。また店内で商品をピッキングするのも一部を除き、インスタカートの専属スタッフだ。

インスタカートはスーパーマーケットでの買い物を「パーソナルショッパー」と呼ばれるスタッフが代行して買い物をし、生鮮品等を自宅に送り届けるサービスとなる。

インスタカートはすでにクローガーやアルバートソンズ、コストコ、サムズクラブ、アホールド、パブリクスなど北米で展開する大手食品スーパー10社以上と契約。

ウェグマンズやプライスチョッパーなど中堅食品スーパーとの提携も増え中小の食品スーパー400社以上と契約を結んでいるのだ。

直近でも18州に2,400店以上を展開するドラッグストアチェーンのライト・エイドと提携して処方箋等のデリバリーを開始することを発表した。

インスタカートは現在、北米市場の5,500ヵ所以上の地域で営業し、カナダを含める北米史上では3万店以上で展開し、アメリカ国内の世帯も85%をカバーしている。

 ラスト・マイル・フード・デリバリー・プロバイダーのドアダッシュがスーパーからの宅配を拡大することで食品スーパーはインスタカートに依存せずネットスーパーの展開が可能となる。

逆にインスタカートは最近、ウォルマートと提携し宅配サービスを請け負うように柔軟に提携先と連携することになるのだ。

急成長するネットスーパーの宅配サービスも戦国時代となることで利用者にとっては使い勝手が一段と利便性を増すことになる。

トップ画像:サンドイッチチェーンのチックフィレで宅配用の商品を受け取るドアダッシュのドライバー。ドアダッシュはスーパーマーケットからの宅配も拡大させるのだ。ラストマイルでインスタカートとの競争が激化するだけでなく、スーパーの専用アプリを介した注文も可能となる。


⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はコンサルタントにコンサルティングしています。後藤がITの専門家に教える機会は非常に多いです。理由は彼らは最先端技術を抽象的には理解しているものの、具体的な事例については知識が不足しているからです。シニアやパートナーなど上層?コンサルタントの一部にはわからないことが分かっていないという方もいらっしゃいます。

若干居丈高に振る舞う方に接して意地悪な気分になってしまう後藤は「ネットスーパーのカーブサイド・ピックアップでの注文から受け取るまでの手順を小学5年生の10歳ぐらいの子供にも理解できるよう説明してください」と促します。

普段はAIだのIoTだのクラウドだのブロックチェーンだのと、バズワードを駆使される方もモゴモゴします。ネットスーパーで買い物したことがないから、利用者の視点が得られていないのがはっきりします。で、後藤の出番。手順を説明しながら各プロセスで生じる「なぜ?」にメリット等を答えていくのです。

 今日のエントリー記事を読んで「ストアアプリの重要性が増してくるだろう」「第2の売り場となるストアアプリ開発が急がれる」との認識を得ないことには、単なる抽象的な話で終わってしまいます。

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