- 2020年08月22日 13:16
環境省、3年前に決定の女性イメージキャラをSNSで紹介し批判の的に

環境省は21日にTwitter公式アカウントで、地球温暖化対策を促す運動「COOL CHOICE」のイメージキャラクターである「君野イマ・ミライ」を紹介した。この取り組みに対しSNS上では否定的な声も上がっている。
君野イマ・ミライが環境省の「『COOL CHOICE』MOE萌えキャラクター」に決定したのは、2017年2月と今から3年以上前。ただ、認知度がそれほど高くなかったためか、環境省による新たなキャンペーンの告知と思うユーザーも多く、否定的な声が多く見られる。
【環境省のキャラ紹介①:君野イマ・ミライ】
— 環境省 (@Kankyo_Jpn) August 21, 2020
ぐうたら生活を送るイマを変え、世界を救うため、並行世界のもう一人の自分、しっかり者のミライが現れ、COOL CHOICEを伝授する。
果たしてミライは、イマを変えることができるのか。
イマは、変わることができるのか。https://t.co/SVNHmA9OAa pic.twitter.com/MVW7fkHgyo
「COOL CHOICE」とは、2015年に採択された温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」を基に設定した、温室効果ガス排出の削減目標を達成するために、「製品への買換え」や「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など「賢い選択」を促す国民運動を指すもの。
イメージキャラクター「君野イマ・ミライ」は、2016年にクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」でデザインが募集され、翌2017年に最終候補に残った10個の案から一般投票で決定した。

コンセプトによると、君野イマはぐうたらで不摂生、君野ミライはクールで知的でしっかり者という特徴を持ち、並行世界「クールワールド」からやってきた君野ミライが、君野イマの生活をCoolなChoiceによって正していくという内容だ。
21日のツイートに対しては、「税金の無駄」「環境省は金が余ってるのか」など、税金の使い道として適切なのかを問う声が多く上がっている。また、モーリシャスの原油流出事故やレジ袋有料化を引き合いに出しつつ、このタイミングで環境省が発信すべき内容なのかといった指摘もあった。
他にも一部のユーザーからは省庁が若い女性キャラを使うことに対して否定的な見方も上がった。一方で、キャラクターの出来そのものについては評価する声も見られ、「キャラクターはいいけど動画のクオリティがよくない」「君野イマの方が萌えるから環境省はわかってない」といった旨の、アニメに詳しい目線でのコメントもあった。
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