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午前の日経平均は反発、ワクチン期待で上昇後利益確定売り


[東京 21日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比73円04銭高の2万2953円66銭となり、反発した。オーバーナイトの米国株主要3指数上昇に加え、米ファイザーとドイツのバイオンテックの新型コロナワクチンの開発が順調との報道が好感され、日経平均は一時200円超高となった。ただ、その後は週末前ということやドル/円が105.60円台と円高基調となっていることが嫌気され、徐々に上げ幅を縮小した。

米国株市場は、ダウが0.17%高、ナスダック総合が1.06%高、S&P総合500種が0.32%高で取引を終了。アップルやアマゾン・ドットコムなどハイテク株が堅調で、ナスダック総合は終値として過去最高値を更新した。

日経平均は前営業日比142円14銭高の2万3022円76銭で反発スタートし、一時254円81円高の2万3135円43銭で高値を付けたが、その後は53円73銭高まで徐々に上げ幅を縮小させた。市場では「寄り付き後、ファイザーとバイオンテックのコロナワクチンが10月申請に向けて順調との報道が好感され買い上がったが、実際にはワクチンの普及には時間がかかることなど、冷静さを取り戻し、利益確定売りが出たようだ」(三井住友DSアセットマネジメントのシニアストラテジスト、市川雅浩氏)との声が出ていた。「為替のドル/円が再び円高基調となっていることも重荷となっている」(同)という。

TOPIXは0.32%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8376億9500万円と低調。東証33業種では、精密機器、その他製品、空運業などの28業種が値上がり。石油・石炭製品、海運業、電気・ガス業などの5業種は値下がりした。

個別では、任天堂<7974.T>が反発し2.14%高で午前の取引を終了。年初来高値を更新し、約12年ぶりに5万4000円台を乗せた。市場では「コロナ禍でも成長が見込めるとして相場をリードしてきた銘柄の多くが調整局面となる中で、動きの良さから資金を引き付けている」(国内証券)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がりが銘柄1261、値下がりが734銘柄、変わらずが159銘柄だった。

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