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NY市場サマリー(20日)ナスダック最高値更新、ドルやや軟調

[20日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場では、株式市場でハイテク株が買われ、リスク資産が上昇する中、午後の取引でドルがやや軟化した。ただ、前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が予想ほどハト派的でなかったことを受けた上昇の一部は維持した。

この日の米株式市場ではアップル<AAPL.O>のほか、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>やマイクロソフト<MSFT.O>などに買いが入り、主要3指数は上昇。リスク選好度が高まったことで、安全通貨とされるドルの需要が減退し、終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.24%安の92.764となった。

ただFOMC議事要旨の影響が残る中、18日に付けた2年ぶり低水準の92.124からはまだ約0.70%高い水準にある。

この日発表の米経済指標では、8月15日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が110万6000件と、前週の97万1000件(上方改定)から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶりで、労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった。

こうしたこともドルの下支えとなった。

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。財務省が実施した30年物インフレ指数連動債(TIPS)入札が軟調に終わり、これまで見られていた米国債に対する旺盛な需要が一段落した可能性があることが示された。

財務省が実施した70億ドルの30年物TIPS入札は、最高落札利回りがマイナス0.272%、応札倍率が2.25倍だった。

FHNフィナンシャル(テネシー州メンフィス)の金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「今回のTIPS入札は久しぶりに軟調だった」とし、「とりあえずは需要が一段落し、需要を呼び起こすには何か新たな材料が出るか、インフレを巡る懸念が台頭するかする必要があることが示された」と述べた。

ボーゲル氏はまた、前日公表の7月28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標設定に関する新たな情報は得られなかったと指摘。「これを受け、インフレ見通しに賭けるような行動が後退した」とし、「TIPS入札が完全に足をすくわれたわけではなかったが、需要は明らかに減退した」と述べた。

この日発表の米経済指標では、8月15日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が110万6000件と、前週の97万1000件(上方改定)から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶりで、労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった。

<株式> 米国株式市場は上昇。ダウ平均株価<.DJI>は46ドル高と小幅な上げにとどまる一方、ナスダック総合指数<.IXIC>は100ポイント強値上がりし、終値で最高値を更新した。この日発表された経済指標はさえなかったものの、ハイテク株への買いが相場の下支えとなった。

経済指標では、週間の新規失業保険申請件数が110万6000件と、前週の97万1000件から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶりで、労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった。また8月のフィラデルフィア連銀業況指数も17.2と、7月の24.1から予想以上に低下した。

レイノルズ・ストラテジーズのチーフ市場ストラテジスト、ブライアン・レイノルズ氏は「投資家は足元の落ち込みよりも、連邦準備理事会(FRB)が後押しする景気回復を見据えている。それが正しいか間違っているかは別として、相場はそのように動いている。ただ、市場がやや熱狂しすぎとは感じる」と述べた。

ナスダックが最高値を更新するのは6月上旬以降で19回目。年初来では35回目となる。昨年は31回、2018年は29回、最高値を更新した。

新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)は依然として収束の兆しが見えないものの、株式相場は好調。S&P総合500種<.SPX>は今週、終値で最高値を更新し、弱気相場から脱却した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、利益確定の売りなどに押され、続落した。

前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)導入に慎重な意見が示されたことなどから、追加金融緩和に関する市場の期待がやや後退。これまで続いていたドル安傾向が一服する中で、利食い売りが誘われる展開となった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給不均衡への懸念などに押され、反落した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する「OPECプラス」が19日、新型コロナウイルス感染再拡大が長引くリスクを踏まえると石油市場の回復ペースは当初の予想よりも遅いようだと指摘したと伝わった。需給要因の先行きに不透明感が広がり、原油売りが先行した。

ドル/円 NY終値 105.79/105.82 <JPY21H=>

始値 105.95 <JPY=>

高値 106.04

安値 105.75

ユーロ/ドル NY終値 1.1859/1.1863 <EUR21H=>

始値 1.1838 <EUR=>

高値 1.1864

安値 1.1803

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時04分 99*23.00 1.3865% <US30YT=RR>

前営業日終値 99*01.00 1.4150%

10年債(指標銘柄) 17時02分 99*23.50 0.6525% <US10YT=RR>

前営業日終値 99*16.50 0.6750%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*28.50 0.2723% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*27.75 0.2770%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.88 0.1431% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*31.00 0.1410%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27739.73 +46.85 +0.17 <.DJI>

前営業日終値 27692.88

ナスダック総合 11264.95 +118.49 +1.06 <.IXIC>

前営業日終値 11146.46

S&P総合500種 3385.51 +10.66 +0.32 <.SPX>

前営業日終値 3374.85

COMEX金 12月限 1946.5 ‐23.8 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1970.3

COMEX銀 9月限 2714.7 ‐19.3 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 2734.0

北海ブレント 10月限 44.90 ‐0.47 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 45.37

米WTI先物 10月限 42.82 ‐0.29 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 43.11

CRB商品指数 150.8217 ‐1.1785 <.TRCCRB>

前営業日終値 152.0002

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