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ノマドワーカーの働き方は、実は合理的で効率的

会社に勤めている人は、ホワイトカラーであれば、月曜日から金曜日の9時くらいから5時くらいまでは少なくとも会社のオフィスにいることになります。人によっては、休日出勤や残業でもっと長い時間オフィスにいる場合もあるでしょう。在宅勤務をしている人もいますが、会社勤務の人では稀です。

年間200日働いて、10時間オフィスにいるとすると2000時間。40年だと8万時間を費やすことになります。日数にすると3000日以上。つまり約10年もいることになるのです。そこで、ふと疑問に思ったのは、ナゼ決まった時間に、決まった場所にみんなで集まって仕事をする必要があるのかということです。

確かに、会社で周りに様々な知識を持った人がいれば、すぐに知恵を借りることもできますし、ミーティングをしたいと思えばすぐに集まってディスカッションできます。でも、グーグルで検索すれば、大抵の問題は自分で解決できたりしますし、ミーティングもカメラを使えばビデオ会議が簡単にできるようになりました。そのために、オフィスにいる必要はありません。

あるいは、オフィスで決まった時間に仕事をするのは、仕事をちゃんとやっているかを確認するためという説もあります。

確かに、会社で同僚が働いているオフィスの中では、漫画を読んだり、テレビを見たり、好きな音楽をかけたりすることはできません。しかし、パソコンに向かって仕事をしているように見えている人も、実はネットサーフィンをしていたり、友達とチャットをしているかもしれません。仕事をしているかしていないかは、一見しただけではわからなくなっているのです。

しかも、ホワイトカラーの仕事とは、量によってカバーできるものとは限りません。机に長時間へばりついていれば、生産性が上がるとは限らないのです。朝早く来て、夜遅くまで働いているからといって優秀な成績を上げているとは限らないのです。

最近のノマドワークスタイルとは、このオフィスで仕事をするをいう仕組みが、無くなっていく兆候なのかもしれない。そんなことを思い始めました。会社に往復するための通勤時間と満員電車のストレスフルな環境を我慢してまでオフィスに行くことの非効率性に気が付き始めた人たちが、新しいワークスタイルを模索している。それがノマドワーカーだと仮定すれば、いずれオフィスに決まった時間に行く人が減りはじめ、自分の好きな場所で仕事をする人の比率が高まっていく。

世の中の大きな変化が起こる前には、ちょっとした変化の兆しがあります。10年後、20年後にまだオフィスという場所が今と同じように当たり前に存在しているのでしょうか?将来の予想をするのは、本当に難しいものです。

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