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NY市場サマリー(19日)FOMC議事要旨受け米国株下落、ドル上昇

[19日 ロイター] -

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて利益確定の動きが出たという。

議事要旨では、連邦準備理事会(FRB)が金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性について検討していたことが判明。また新型コロナウイルス流行が招いた景気低迷からの回復を巡って、かなりの先行き不透明感が存在するとの懸念も示された。

市場では「議事要旨が一段とハト派的な内容になるとの期待もあったため、これが失望に転じ、株安・ドル高につながった」(テンパスのジョン・ドイル氏)とみられている。

ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.84%高の92.978。一時93.059まで上げた。前日は2年3カ月ぶりの安値に沈んでいた。

カナダドル<CAD=D3><CAD=>は一時約7カ月ぶりの高値を付けた。

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りがやや上昇した。午後に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、金利上限設定は当面視野にないことが判明したことが背景。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは0.6752%。上昇幅は1ベーシスポイント(bp)以下にとどまった。

連邦準備理事会(FRB)が公表した7月28─29日のFOMC議事要旨で、金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性が検討されていたことが判明。このほか、イールドカーブ(利回り曲線)の上限設定について、多くの政策担当者が将来的な選択肢として残されるべきとしながらも、現時点では設定は正当化されないとの見解を示したことも明らかになった。

ジェフリーズのエコノミスト、トム・シモンズ氏は「市場ではイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を巡る議論は歓迎されていないようにみえる」と指摘。市場もしくは経済の情勢が大幅に変化するような事態が起こらない限り、YYCは年内に導入されないことが今回の議事要旨で示唆されたと述べた。

財務省がこの日に実施した250億ドルの20年債入札は、最高落札利回りが1.185%と、入札前に取引されていた水準を約1bp上回り、低調な需要が示された。アクション・エコノミクスのシニア・エコノミスト、キム・ルパート氏は「非常に軟調な入札結果だった。ここ数日間で20年債の支援材料がなかったことやインフレ懸念が主な要因」と述べた。

<株式> 米国株式市場では、取引時間中にS&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が過去最高値を更新したものの、不安定な取引の中、下落して終了した。

米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、新型コロナウイルス流行を受けた景気低迷からの回復について、かなりの先行き不透明感が存在するとの懸念が示された。

また、5、6月に回復した雇用は減速した公算が大きく、労働市場の一段の「大幅な改善」は経済活動の「幅広く持続的な」再開にかかっているという見解が示されたほか、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)などのハト派的な政策の導入に当局が現時点で否定的であることが分かった。

ジョーンズ・トレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイク・オルーク氏は、FOMC議事録では前回と同様に慎重な姿勢が示されたとし、「投資家が期待したかもしれないYCCや一部の極端な措置について、FRBがあまり前向きではないという事実が懸念された」と述べた。

アップル<AAPL.O>は一時、時価総額が米企業として初めて2兆ドルを突破した。終値は0.12%高。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドルの上昇などをきっかけに利食い売りが活発化し、3営業日ぶりに反落した。

朝方の金塊相場は2000ドルの節目付近で小動き。世界的な株高基調やドル相場の下げ止まりを眺め、利益確定の売りがやや先行していた。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を午後に控え、外国為替市場でドルの買い戻しが活発になると、ドル建てで取引される金塊は割高感に押され、急速に下げ幅を拡大。一時1960. 50ドルの安値を付けた。

また、トランプ米政権と議会の間で調整が難航している追加経済対策について、5000億ドル程度の小規模な救済案で合意する可能性が伝わったことも、投資家のリスク警戒感を和らげ、金塊の弱材料となった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界的なエネルギー需要の先細り観測が相場を下押す半面、ガソリン在庫の取り崩しが支援材料となり、ほぼ横ばいだった。

新型コロナウイルス追加経済対策をめぐる協議に進展がなく、景気回復が遅れるのではないかとの懸念がくすぶっている。また、米石油協会(API)が前日に発表した統計によると、最新週の国内ガソリン在庫は前週比500万バレル増と、110万バレル減の市場予想(ロイター拡大版調査)に反し、大幅な積み増しを記録。これらを背景に、世界的なエネルギー需要の先行きに警戒感が広がった。

ただ、米エネルギー情報局(EIA)が19日午前に発表したガソリン在庫は330万バレル減となった。この報を受けて、原油相場は朝方の下げ幅を一掃した。 ロイターによると、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する「OP ECプラス」が開催している合同閣僚監視委員会(JMMC)では、協調減産方針の変更が打ち出される可能性は低い。

ドル/円 NY終値 106.10/106.13 <JPY21H=>

始値 105.26 <JPY=>

高値 106.14

安値 105.18

ユーロ/ドル NY終値 1.1836/1.1839 <EUR21H=>

始値 1.1936 <EUR=>

高値 1.1948

安値 1.1831

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*25.00 1.4251% <US30YT=RR>

前営業日終値 99*13.50 1.3990%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.50 0.6850% <US10YT=RR>

前営業日終値 99*18.50 0.6690%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.75 0.2898% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*27.50 0.2790%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.75 0.1451% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*30.75 0.1450%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27692.88 -85.19 -0.31 <.DJI>

前営業日終値 27778.07

ナスダック総合 11146.46 -64.38 -0.57 <.IXIC>

前営業日終値 11210.84

S&P総合500種 3374.85 -14.93 -0.44 <.SPX>

前営業日終値 3389.78

COMEX金 12月限 1970.3 ‐42.8 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 2013.1

COMEX銀 9月限 2734.0 ‐73.5 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 2807.5

北海ブレント 10月限 45.37 ‐0.09 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 45.46

米WTI先物 9月限 42.93 +0.04 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 42.89

CRB商品指数 152.0002 +0.3053 <.TRCCRB>

前営業日終値 151.6949

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