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大手メディアが決して報じない最高裁裏金疑惑裁判 

こんな裁判が行われていたのだ。10月3日の日刊ゲンダイで初めて知った。

去る9月27日に東京地裁で最高裁の裏金疑惑裁判が行われていたのだ。警察の裏金問題があれほどメディアにとりあげられ騒がれたのに、なぜ最高裁の裏金疑惑をメディアは一切報じないのか。司法の最後の砦である最高裁が犯罪を犯している疑いがあるということは究極の矛盾であるというのに。

しかも日刊ゲンダイが報じたのは単なる裏金裁判が開かれていたという事実だけではない。

日刊ゲンダイのその記事は傍聴者の証言を引用してこう書いている。

普通は誰でも出入り自由の法廷であるがこの日は警備員約40人が開廷1時間ほど前から鉄柵とロープを張り、歩行者の動きに目を光らせていたと。

裁判所職員が携帯で「現在、原告者側何名、報道関係者何名」などと報告する姿が目撃されていたと。傍聴者は入廷前にカメラや携帯、録音機持ち込みなど厳しくチェックされていたと。

私が最も驚いたのは法廷に使われた部屋が小さい上に、傍聴席がわずか8席しかなかったと日刊ゲンダイの記事が書いていることだ。これは裁判公開の原則に反する異常さだ。それほど最高裁が国民から真実を隠そうとしているということだ。

そしてその傍聴者はこう証言している。肝心の裁判は、訴状や答弁書の簡単な確認だけで終わりたった5分で閉廷されたという。

私もイラク訴訟の原告の一人として名古屋高裁の法廷に何度も足を運んだことがある。その体験から、この国の裁判が如何に形式化しているかを知ったが、それにしてもこれはひどい。

私がこの記事を読んでつくづく思ったのは司法記者の怠慢である。司法記者は取材用の席を特別に与えられている。国民に裁判を正しく伝える使命があるからだ。

その使命と引き換えに与えられた特権を自ら放棄している・・・

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