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豪、コロナワクチン確保へ英アストラゼネカと契約 感染状況は安定化


[シドニー/メルボルン 19日 ロイター] - オーストラリアでは、政府が新型コロナウイルスワクチンの確保に動く中、感染第2波に見舞われたビクトリア州では新規感染者数が安定しつつある。

過去24時間に確認された感染者は216人で、2週間前の700人超を大幅に下回る水準。死者は12人。

同国では過去1カ月に感染が急増しているが、累計感染者数は約2万4000人、死者は450人と、多くの先進国に比べるとはるかに少ない。

モリソン首相は18日夜、英アストラゼネカ<AZN.L>が開発中の新型コロナワクチンを購入することで合意したと発表した。「このワクチンの効果が確認されれば、われわれが国内で製造し、2500万人の国民に無料で提供できる」と述べた。

首相はまた、19日には「治験が成功すれば、来年初めに利用可能になると期待している。それよりも早ければ、なお良い」と語った。

ハント保健相はスカイニュースに対し、ワクチンの利用に関して「当然、最も影響を受けやすい高齢者や医療従事者、障害者が優先される」との認識を示した。

アストラゼネカのワクチン候補は世界的な開発競争で先頭を走っているとみられている。

アストラゼネカのワクチン候補を巡っては、世界各国が確保を目指しており、アルゼンチンとメキシコも先週、中南米向けに製造することを発表した。[nL4N2FF14O]

ただモリソン首相は、初期治験でこのワクチン候補に有効性が見られるものの、新型コロナ予防に有効と実証される保証はないとも警告した。

モリソン首相は、豪国内のクイーンズランド大学とそのパートナーであるバイオテクノロジー企業CSL<CSL.AX>が開発中のワクチン候補を含め、他のワクチンの確保も模索していると述べた。

CSLのポール・ペロー最高経営責任者(CEO)は19日、記者団に対し、クイーンズランド大学のワクチンについて、2021年半ばまでに緊急利用が可能になることを見込んでいると明らかにした。

同社が最優先するのはクイーンズランド大学のワクチン製造だが、アストラゼネカのワクチン製造を支援するための協議も行っているという。

モリソン首相によると、オーストラリアはまた、ワクチンの供給に関して、インドネシアやパプアニューギニア、フィジーなど太平洋地域の近隣諸国と協議している。

*内容を追加しました。

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