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安倍首相の問題点は「十分休んでいるか否か」ではない

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安倍首相が17日、都内の大学病院で7時間以上にもわたり「検診」を受けたことが憶測を呼んでいる。首相に近い麻生副首相兼財相や甘利自民党税制調査会長までも「首相は休みをとるべきだ」と述べていることから、首相の体調悪化は隠しきれない状態になっているということだろう。

首相に近い人たちが首相を擁護するために使っている言葉が「首相は働きすぎて休みを取っていなかった」だが、実際のところそうとは言えない。1月26日~6月20日の147日間、首相の「公務なし」の休日がなかったことから、麻生氏は首相が147日間休まず働いたと述べているが、この間から現在に至るまで、土日に関しては、午前中は私邸にいることがほとんどで午後3-4時過ぎから1-2時間(緊急事態宣言解除後は大体1時間)官邸に顔を出すというのが日課であった。

安倍首相に限らず、平時であっても週末に何かしら公務や党務が入るのは政治家にはよくあることである。さらに、安倍首相が常通官邸入りするのは午前10時直前で、官邸を出るのが午後8時過ぎになることは少ない(午後6時過ぎが多い)。

これらのスケジュールは緊急事態宣言下においても(官邸を出るのが午後8時-9時になる日は何日かあったが)あまり変化がなかった。6月20日以降を見てみると、6/21.28、 7/19.23.25.26、 8/16は私邸から一歩も外に出ていない。7月23-29日は、午前中は私邸で午後のみ官邸入りし、8月10日からも16-18日の休暇を含めできるだけ公務を入れない日程になっている。以上を考慮すれば、今年に入ってからの安倍首相のスケジュールは少なくとも時間的にはとてもハードとは言えないだろう(東日本大震災直後の菅直人元首相のスケジュールと比べていただきたい)。

新型コロナウイルスの対応で苦慮しているリーダーは安倍首相だけではない。私は各国首脳の日程を調べているわけではないが、国内の感染が収まっている国は少数であることから各首脳は例年のより短めのバカンスを取らざるを得なくなっていることだろう。パンデミックの最中であることを考慮すれば、首相は十分休んでいると結論づけられる。にもかかわらず安倍首相が精神的にも肉体的にも疲労しているのは、本人の心理的または健康問題に起因する可能性が高い。

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