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新型コロナウイルス ワイドショーと医療崩壊

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さて、今朝中途半端にワイドショーなどを眺めてしまったので前置きが長くなってしまいましたが、前回の続き、コロナ禍による医療機関の業績悪化について書きたいと思います。

私の所属している病院も4-6月については赤字なのですが、より影響を強く受けているのはクリニックです。

4-6月についてはどこのクリニックも30%程度は収入が低下しており、内科、耳鼻科、整形外科など、頻回の受診で診察料を稼いでいるタイプのクリニックについては、さらに影響が大きかったようです。

40%-50%程度の収入源のクリニックも少なくないと多方で耳にします。

そして、地方より首都圏のクリニックの方が影響は大きいようです。

「まあ、もともと必要ない受診が多かったからね」と、開業医の友人は苦笑していました。

医療機関の収入は保険診療の収入部分(7割以上)が3か月遅れて入ってきます。

つまり、4-6月の影響がでてくるのは7-9月で、まさにここから資金繰りが難しくなるクリニックが増えてきます。

現時点で、決定的に経営難で既に潰れたクリニックというのはあまり聞きませんが、もともと近いうちに辞める予定だった高齢の先生のクリニックなどは、この機で廃業を早めているということなのか、閉めているところが多数あります。

今後は経営難で閉めるクリニックも首都圏を中心に増えてくるのではないかと思います。

病院についても業績はやはり悪化しており、4-6月については赤字転落している医療機関も多いのではないでしょうか。

体力のある病院や公的病院は大丈夫ですが、もともと際どい経営状況にあった個人病院などは危ないところもあるでしょう。

これらの要因のほとんどは、コロナの院内感染ではなく、単純に患者数の減少によるものです。

自粛の効果と、病院やクリニックの待合などで感染することを恐れた患者さんが受診を控えたからです。

診断される癌の件数や、検査の件数なども軒並み減っていると聞きます。

検査が控えられたことによって、病状が進行した状態で今後見つかる人が多少は増えてくるでしょう。

経営難の病院やクリニックの廃業が増えることを医療崩壊と呼ぶべきとは思いませんが、自粛による影響は医療施設にも今後間違いなく及んでくると思います。

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