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終戦記念日の談話は、このくらいが穏当じゃないかな

立憲民主党の代表の枝野さんは、終戦記念日の談話を過度に安倍政権批判に結びつけようとしているように見えてしまう。
「(中略)
一方で安倍・自公政権は、憲法解釈変更による歯止めなき集団自衛権の容認や、憲法改悪の動き、防衛費の際限なき膨張、先制攻撃と受け取られかねない敵基地攻撃能力の検討等、戦後のわが国が育んできた立憲主義、平和主義を脅かす動きを強めており、こうした動きは断じて容認できません。」
まあ、野党第一党の党首として今の段階でこのくらいのことは言っておきたい、ということなんだろうが、終戦記念日の談話としてはやや政治的、戦闘的過ぎるだろう。

政権批判に熱心な方々にはしっかりアピールする重要な政治的メッセージだろうが、いわゆる無党派層、中間層、穏健保守の層の方々の共感をどこまで獲得出来るかは疑問である。

私には、国民民主党の玉木さんの次の談話の方がしっくり響いてくる。
「2020年8月15日
戦後75年の終戦の日にあたって(談話)

国民民主党代表 玉木雄一郎

 本日、75回目の節目の終戦記念日を迎えました。
 先の大戦では多くの方が戦場で斃れ、一般国民も原爆、空襲、沖縄戦などの戦禍に巻き込まれ尊い命を落としました。また、終戦後も、異国での抑留中や、原爆や傷病の後遺症で亡くなられる方も多くいました。ここに、すべての犠牲者の方々に衷心より哀悼の誠を捧げます。
 今日の日本の平和と繁栄は、戦争によって命を落とされた方々の尊い犠牲と、戦後の辛苦に耐え復興の道を歩んでこられた先人のご努力の上に成り立っています。こうした先人たちへの敬意と感謝を忘れず、平和で豊かな日本を維持・発展させて参ります。
 また、憲法の平和主義に則り、不戦の誓いのもと、戦後75年間、日本が歩んできた道は世界に誇れるものだと確信しています。私たちは、昭和、平成と引き継いできた戦争の惨禍の教訓と恒久平和の願いを風化させることなく、令和の世代へと語り継いで参ります。
 今日では国家間の戦争だけでなく、テロをはじめとした新しい紛争の脅威が出現しています。国民の安全や平和を守るための備えを万全としつつ、我が国の平和主義、民主主義を守り、発展させるため、あらゆる努力を払っていくことを 国民の皆様にお誓い致します。」
玉木さんには、中道改革政党、穏健保守の旗を最後まで守っていただきたいものである。

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