記事

木村響子さんのお話を受けて考えるネット上の誹謗中傷対策

8月6日、私が事務局次長を務める自民党の「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策PT」において、木村花さんのお母様である木村響子さんから、ネット上の誹謗中傷対策について、お話をうかがいました。

娘の花さんがネット上の誹謗中傷を受けて亡くなったことに関して、「二度とこんなことが起こらないように」、「このような苦しみが繰り返されないように」との強い想いから語られた言葉は、本当に重みがありました。

木村響子さんが、必要であるとおっしゃっていた対策の柱は、以下の3つ。

①被害者を救済するための法制度創設の必要性

②誹謗中傷は犯罪であることを理解してほしい

③「人の命を奪う」ことを防ぐSNS教育の必要性

これらは、本PTで議論の末まとめられた提言の内容とほぼ一致するものです。被害者救済の実効性強化、刑事上・民事上の対応の強化による権利侵害の抑止、そして教育・啓発を通じたネットモラルの理解促進、しっかりと対策を進めて行かなくてはなりません。

質疑応答の際、私は、木村響子さんに対して、花さんが亡くなったことに関して、何を求めて行きたいのか、率直なお気持ちをうかがいました。それに対する回答は、モラルとルールを徹底していただきたいというもの。

モラルについては、誰も被害者にも加害者にもさせないためのSNS教育をしっかりとして欲しい、ルールについては、誹謗中傷させないルールにして欲しい、そうおっしゃっていました。

木村響子さんが、自民党のPTにおいて、発信者情報開示制度や損害賠償制度、刑事罰のあり方といったルールについての対策だけではなく、モラルについての対策も必要であると繰り返し訴える姿は、とても印象的でした。

私は、本PTとは別に、自民党において、「子供・若者育成支援推進大綱」の見直しに関っており、そちらでもネットモラルに関する教育について検討を行っている最中だったこともあり、本PTに出席していた文部科学省に対して、現在のSNS教育の状況、そして見直し後の大綱におけるSNS教育の位置付けについても質問しました。

しかし、文部科学省の回答は、「新しい学習指導要領に情報モラル教育が盛り込まれており、小学校は今年4月から教育が行われている。中学校は来年4月から、高校は再来年4月から教育が行われる。」というもの。

現在、どのようなSNS教育が行われているかについての明確な回答がなく、また、中高の情報モラル教育は新要領の実施を待って行えばよいとでもいうような考えが感じられたことには、怒りすら感じました!

高校のSNS教育が再来年まで待つことなどできません。文部科学省には、可能な範囲で小中高全体でSNS教育をすぐに行うことと、子供・若者育成支援推進大綱の見直しの際の盛り込むSNS教育のあり方の検討を早急にすすめることを要請しました。

木村響子さんのお話を受けて、ネット上の誹謗中傷対策においては、ルールの面だけでなくモラルの面も重要であることを再認識しました。

モラル面においては、特に教育が大切です。子供・若者育成支援推進大綱の見直しを含め、関連する政策にSNS教育をはじめとしたネットモラル向上がきちんと盛り込まれ、真に実効性のあるネット上の誹謗中傷対策が行われるよう、しっかりと政治の責任を果たしていきます。

あわせて読みたい

「SNS」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    竹内結子さん 抱えていた悩みは

    渡邉裕二

  2. 2

    竹内結子さん訃報への憶測を軽蔑

    常見陽平

  3. 3

    児嶋一哉 台本通り演技で大人気

    女性自身

  4. 4

    16歳孫娘殺した86歳祖父の動機は

    文春オンライン

  5. 5

    朝鮮学校への補助金は見直すべき

    赤池 まさあき

  6. 6

    福島氏の過激な菅政権批判に疑問

    鈴木宗男

  7. 7

    女優の竹内結子さんが死去 40歳

    ABEMA TIMES

  8. 8

    感染増も医師「安心材料増えた」

    中村ゆきつぐ

  9. 9

    未来を憂う若者が叩かれる社会

    たかまつなな

  10. 10

    菅首相らしくない葬儀案の奇妙さ

    早川忠孝

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。