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UAE・イスラエル国交樹立

日本のメディアも今朝一斉に、トランプが、イスラエルとUAEが関係正常化することとなった(大使館の設立とか事務的手続きは今後取り決められる由)と発表したと報じています

UAEとイスラエルの関係はこれまでも裏面かでかなり進行してきており、トランプの「世紀の取引」の一環としての湾岸諸国とイスラエルの関係正常化では、UAEなどが先頭を切ると見られていただけに、関係正常化そのものは不思議でもなんでもありませんが、何しろこのブログでもお伝えしている通り、このところ連日ガザとIDGが火災気球と空爆の応酬をつづけているだけに、タイミングに関しては若干頭をひねります。

大きな枠組みとしては、特にトランプ出現以来、湾岸諸国(特にバハレン、オマーン等)が、裏面かでイスラエルとの関係正常化を進めてきており、パレスチナ人の「頑固さには付き合いきれない」との態度を示してきている以上、ある意味で約るべきものが来たというだけのことでしょう。
今後の問題はアラブであると同時にイスラムの盟主と自負しているサウディがいつ踏み切るかが最大の問題でしょうが、サウディも皇太子がトランプべったりの姿勢をとっている以上、単に時期の問題かもしれません。

もっともアラブ諸国とイスラエルの関係正常化は、UAEが最初と言う訳ではなく、先陣を切ったのがエジプトでカイロにはイスラエル大使館もあり、次がヨルダンでしたが、その他クリントンの時代にもチュニジア、モロッコ等北アフリカ諸国が正常化への意向を示していた(チュニジアには通商代表部さえ設立されていた)ものです。
然し、今回と本質的に違うことは、アラブ諸国もパレスチナ人と協調しつつ、彼らの理解を得つつイスラエルにも妥協を飲ませ、2国間制度によるパレスチナ問題解決の一環として、イスラエルとの正常化を考えていたものです。
トランプ登場以降は、それに対して米国等はPLOに敵意さえ示し、パレスチナ人抜きでの和平を追求していることが根本的に違う所です
まあ、基本的には要するにパレスチナ人の立場が中東でも、国際社会でも極めて弱くなり、今やイスラエルも米国もあまり彼らの意向に構うことなく政策を進められるという点で、パレスチナ問題の比重が継続的に下がってきていたということだろうと思います。

今後の問題はパレスチナ人やアラブ、イスラム諸国過激派の反応ですが、彼らに出来ることは抵抗活動、所謂「テロ活動」くらいしかないでしょうから、当面そちらの方の問題が気になります
又内外ともに追い詰められているイランが、窮状を脱する手段として、パレスチナ問題を利用する可能性も強そうです。
その意味では最近大爆発のあったレバノンはヒズボッラーの本拠地で、今後の動きが注目されます。
パレスチナ、アラブ側としては国連安保理やその他の外交場面を通じて、国際社会の支持を得ようとするでしょうが、米国がトランプで選挙前と言うことを考えると、国連が何かできるとは思われません
まして、アラブやイスラム諸国の会議に何ができるか・・・・

いずれにしても、この夏は更に熱い夏となりそうです
起きがけに寝ぼけ眼で書いたものにつき、不備な点が多いと思うが、とりあえず

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