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シンガポール、第2四半期に景気後退入り 過去最悪


[シンガポール 11日 ロイター] - シンガポール貿易産業省が11日に発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で、速報値から下方修正された。

第2・四半期のGDP改定値は前年比13.2%減少。速報値は12.6%減だった。アナリスト8人の予想中央値とは一致した。

季節調整済みの前期比年率では42.9%減少。速報値は41.2%減。こちらも予想とは一致した。

第1・四半期のGDPは前年比0.3%減、前期比年率3.1%減だった。これでシンガポール経済は2四半期連続のマイナス成長となり、リセッション(景気後退)入りした。

政府は、通年の成長率予想を従来のマイナス4─7%からマイナス5─7%に修正した。

同省の当局者は「新型コロナの感染状況が今後数四半期にどうなるかや、それに左右される世界経済と国内経済の見通しに関して、依然としてかなりの不透明感がある」とし、「シンガポール経済の見通しは5月以降、やや弱まった」と述べた。

シンガポールは新型コロナの感染拡大を抑制するため、第2・四半期のほとんどの期間においてロックダウン措置を講じていた。

メイバンクのエコノミストは「第2・四半期と通年のGDP下方修正は、景気回復ペースの鈍化を意味している」と指摘し、ロックダウン規制は緩和されたものの、厳格な国境規制やソーシャルディスタンスのルール、外国人労働者不足が回復ペースを圧迫すると説明した。

新型コロナ対策としてシンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は3月に金融緩和を行い、政府も約1000億シンガポールドル(720億ドル)の景気刺激策を講じている。

<過去最悪のマイナス成長>

チャン・チュンシン貿易産業相は「厳しい現実だが、コロナ前の世界には戻っていない。回復にはまだしばらく時間がかかる」と発言。

「2020年の予測は、本質的には過去2-3年の成長が帳消しになることを意味している」とし、四半期ベースで過去最悪のマイナス成長になったと指摘した。

MASのチーフエコノミスト、エド・ロビンソン氏は11日、現行の金融政策スタンスについて「ディスインフレ圧力の拡大や深化を見越しており、引き続き適切だ」と発言。 シンガポールドルの名目実効レート(NEER)が4月以降、政策バンドの半ば付近で推移しているとの認識を示した。

*内容を追加します

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