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20、40、60、80、120、200。数字で読み解くこれからの展開

この際、小沢神話なるものを潰しておきたい。

これから小沢氏一人がどんなに逆立ちしても日本の政治を変える力は発揮できない。昨年の12月に離党して新党でも結成していたら違った展開になっていた可能性があるが、これから小沢氏の発言の舞台はどんどん小さくなる。

これが私の見通しである。

小沢裁判が始まるのは秋口になるという見込みだから、裁判の結果を梃子に再起を図るという戦略は成り立たない。党員資格停止が解けないのであれば民主党の中で表立った活動をするのも憚られることになる。石川被告ら小沢氏の秘書や元秘書に係る刑事裁判は被告本人や弁護団の希望的観測とは違った展開を示している。この刑事裁判の結果を復権の梃子にするという戦略も成り立たない。

自分が動いたのではすべてが壊れてしまう、というのだから、小沢氏は手足をもがれたようなものだ。

民主党の中で山岡氏が呼びかけて集まった国会議員が60名程度に過ぎなかったということで、二度目の会合が開けないようこの会合を仕掛けた世話人が20名程度だと言うことだから、どんな状況でも小沢氏と行動を共に出来る人は精々20名程度だと考えた方がいい。今年の小沢私邸で開かれた新年会の出席者は、確か120名程度ではなかったか。

日が経つにつれて小沢氏の力が落ちてきているように思われる。

小沢氏の意向を受けて連判状にサインをしている国会議員が80人ぐらいいると小沢氏の側近グループは言っているようだ。樽床氏らが呼びかけた中間派の会合に民主党の国会議員が80名余り出席したというから、いざとなれば80人ぐらいが菅総理に対する叛旗の狼煙を上げるのかも知れないが、これでは民主党の中で主導権を握ることは出来ない。小沢氏の新年会に出席した120人から連判状にサインをしたと言われる80人を差し引いた40人は小沢氏に勢いがあると見れば小沢氏と行動を共にするが、小沢氏が力を失えば離れる人だと見た方がいい。

それでは、昨年の民主党の代表選挙で小沢氏が獲得した200票の中身は何だったのか。
私は、この200から新年会に出席した120を差し引いた80が極めて強固な組織基盤に乗って当選した人たちの数だと見ている。どうやら二つのグループがあるから、半分の40人程度がそれぞれのグループに所属していると見る。

これらの人は、それぞれの支持母体の意思決定に忠実な人たち。この人たちは、今は非小沢の立場に立っているようだ。この人たちは、もともと非菅の立場だったから、たとえ非小沢になっても簡単に親菅に宗旨変えするとは思えない。

非菅、非小沢の国会議員が民主党の中に80人はいる、と私は見ている。菅内閣の不信任決議を可決させるためには、この非菅、非小沢の人たちと連携するのがいい。

具体的にどんな戦略を練るのか、誰と話をするのかは分からないが、大義を見失わなければ今の状況でも不信任決議が可決される要素はある。悲観的な観測をしがちな谷垣執行部に、あえて傍目八目の読み方をお示しする。参考にするもよし、しないもよし。

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