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【感謝祭日】、大手チェーンストアは祝日を休業!アマゾン・プライムデーは10月前半?



■アメリカでは11月の第4木曜日が「感謝祭日(Thanksgiving Day:サンクスギビングデー)」となり今年は11月26日が祝日となる。

もともとはイギリスからの移住者が神の恵みに感謝したことが始まりとされている。今では、宗教的な意味合いは薄れ、親族が集まり七面鳥を食べる「大切な家族行事」となっている。

10年前からは年末商戦の買い物客をより多く取り込もうと翌日のブラックフライデーセールをサンクスギビングデーに前倒しして営業する小売りチェーンが増加している。

数年前にはサンクスギビングデーの午後4時からオールド・ネイビーやゲームストップがセールを開始し、午後5時にはメイシーズやベストバイ、トイザらス(ベビーザらス)、ビクトリアズ・シークレット、コールズが開始した。

ウォルマートやターゲット、シアーズ、ディックス・スポーティング・グッズは午後6時にセールを開始、これが習慣化していた。

しかし今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けた衛生対策として多くのチェーンストアが今年のサンクスギビングデーは店舗を休業すると発表しているのだ。

これまでウォルマートやターゲット、ディックス、ベストバイ、コールズ、オフィス・デポ(マックス)、ベッドバス&ビヨンド、JCペニーが休業を発表している。

その他のチェーンストアも安全対策としてサンクスギビングデーを休業すると見込まれている。

翌日のブラックフライデーでは恒例のドアバスターセール(時限セール)でお客が殺到するなど密にならないような配慮も求められており、リアル店舗での安売りは難しい舵取りを迫られているのだ。

一方、店内感染のリスクを嫌い店に行かない人が増えることで、感謝祭日やブラックフライデー等のオンラインセールは大盛況になると見込まれている。

一部にはサンクスギビングデーからサイバーマンデーまでのオンライン売上高が今年、511億ドル(約5.4兆円)になり前年同期比の80%も増加すると予想されている。

今年から来年にかけて新型コロナウイルスのワクチンが開発されパンデミックが収まれば今年の5日間のEコマース売上は来年をも凌ぐ可能性があるのだ。

 店舗からオンラインに移行することでEコマース売上がサンクスギビングデーからの5日間に集中するとは限らない。混雑を避けるため10月から感謝祭セールを始めるターゲットの例もあるからだ。

さらにネット通販最大手のアマゾンの動向が気になる。アマゾンは毎年7月に行っている有料会員向けのセールイベント「プライムデー(Prime Day)」を延期している。

アマゾンは30日、プライムデーを年末商戦と重なる第4四半期中に開催すると発表したのだ。

10月1日~12月31日までの間に年に一度の大型セールを行うとなれば、サンクスギビングデーやブラックフライデーを待たず、10月中にも先んじて開催すると考えられる。

大手チェーンストアなど競合他社のEコマースにお客を仕向けることをアマゾンは許さない。アマゾンのプライムデーに対抗してセール前倒しをするチェーンストアが増えると予想されるのだ。

 極めて異例な年となった2020年では年末商戦でもさらに予測できない大きな出来事がありそうだ。

トップ画像:感謝祭日の夕方から始まるターゲット・セールに並ぶ長い行列。パンデミックの影響でターゲットやウォルマートなど大手チェーンストアは感謝祭日を休業とするのだ。感染リスクを恐れて店からオンラインに売上が移行し、アマゾン・プライムデーも10月中開催すれば、ブラックフライデーセールは控えめになりそうだ。ソーシャルディスタンシングもあり、お店ではお客も少なく静かになる。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はアマゾンであるなら、10月の早い段階でプライムデーを行います。10月には31日のハロウィンがあります。今年はコロナの影響でハロウィン行事やパーティも自粛され、ハロウィンの市場規模は縮小するはずです。コスプレやデコレーション等の予算は宙に浮くのでそれを狙います。仮にプライムデーを10月後半まで待って行えば、30日間の返品期間がサンクスギビングデーからの5日間とかぶってしまいます。

同じ商品がブラックフライデー等でより安くなっていればプライムデーで購入した商品を返品してしまう可能性があります。したがってアマゾンは10月の前半ぐらいに大規模セールを行う可能性が高いと推測できるのです。そうなれば大手チェーンストア等、オンラインサイトはプライムデーにどう対抗するかです。多くはプライムデーの様子見が一般的ではないかと思います。で、サンクスギビングデー前後にオンラインで集中したセールを行うのです。

 いずれにしても今年の感謝祭は地元にも戻れないし戻らない人も多い上、外出するわけにもいかず結局、アマゾンに限らずオンライン・ショッピングが大盛況になりそうです。

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