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任天堂、巣ごもり需要で営業利益5倍超 市場予想も大幅に上回る


[東京 6日 ロイター] - 任天堂<7974.T>は6日、2020年4―6月期の連結営業利益が前年同期比5倍超の1447億円だったと発表した。前期に発売したゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」の人気が継続、今期発売のタイトルも好調で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり」需要を捉えた。

3カ月間の営業利益は市場予想も大幅に上回った。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の620億円に対して倍以上の水準となった。

エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは「4―6月期として見たこともないような数字。ソニーの決算が良かったのである程度いい数字が予想されたが、コンセンサスの倍以上とは想定していなかった」と述べた。

売上高は前年同期比約2倍の3581億円、純利益は同約6.5倍の1064億円だった。

営業利益率は前年同期の約16%が、今期は約40%に上昇。自社ソフトの売上比率が大きくなったほか、ダウンロードによるソフト販売が好調だった。ダウンロード販売などの「デジタル売上高」は同約3倍の1010億円と伸長した。ゲーム専⽤機のソフト売上⾼に占めるデジタル売上⾼の⽐率は約55%で、半導体のコストがかからないことから利益率の押し上げに寄与した。

コロナの影響で一時、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」本体などの部品調達に支障が出ていたが、生産は概ね回復した。ハードの販売台数は568万台(前年同期は213万台)、ソフトウェアの販売本数は5043万本(同2262万本)と、こちらも大幅増となった。

<予想据え置き、市場は「上方修正含み」の見方>

2021年3月期の営業利益予想は前年比14.9%減の3000億円で据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は3865億円。スイッチの販売数予想も前年比9.6%減の1900万台から変更しなかった。「あつ森」人気の持続力や、通期業績のポイントとなる年末商戦の販売動向など「今後の状況をまだ見極めたい」(同社広報)としている。

もっとも、通期予想に対する営業利益の進捗率は、例年の第1・四半期が10%程度のところ、今期はすでに48%。市場からは、業績、販売数とも上方修正は確実との見方が出ている。エース経済研の安田氏は「年間で一番売れる年末商戦はこれから。この4―6月期の水準で通期が減益になるとは想定しにくい」と話している。

*内容を追加して再送します。

(平田紀之 編集:久保信博※)

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