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いまもう一度PCRについて再掲 検査は100%の安全は担保しないことを理解して運用・調整を

まだまだPCRについてモーニングショーが掻き回します。いや礼儀を知らない現場医療を知らない岡田氏と玉川氏の影響なのですが、番組としてこの流れは変えないのでしょう。

ところが本日PCRが増えない原因はハンセン病の失敗からの官僚の無作為だという番組内容を玉川氏が謝罪しました。最近よく謝罪が目立ちます。

だからずっと言ってるけど検査だけ増やせばいいという単純なものではないんですよ。特に民主主義国家である日本では人権、個人の自由制限がどれだけ大変か。

今回もう一度PCRについてまとめます。
1 PCR感度は70%?

遺伝子抽出後のPCR検査自体の精度は多分もっと高いと思います。ただ臨床検査は個人毎の免疫、ウイルス量、採取時期、検体採取者の技量、検体処理にどうしてもバイアスがかかります。それはインフルエンザに1日目になかなか陽性が出ないと臨床を知っていれば当たり前のことで、それをまとめて感度としているのですが、検査は間違えないと言っている人の大部分の方はこの検体採取の部分を常に無視されています。偽陰性、偽陽性も遺伝子抽出後PCR検査そのものだけで言っているわけではないということを考えられないから、いつまでも100%間違えない理論が出てしまうのです。まあ医療者でも言ってますけど。

2 PCR陽性は全員感染させる

そもそも新型コロナウイルス感染患者(PCR陽性者含む)は8割しか他人に感染させません。ただそれは症状があった患者からの導き出された情報で、それゆえ今みたいに無症候性のPCR陽性者がどこまでどれだけ感染させるか、さらに低くなるか増えるかは不明です。

2無症候性患者が感染させる?それは予想できる?

全員ではないですが、一部感染させます。そしてそれは残念ですが予想できません。そして感染後の重症化予防に完全なものはありません。それこそイソジンも全く不明です。

3PCR早期診断は治療に意味がある?

アビガン含めなかなか特異的薬は出てきません。ただ劇的ではないながらレムデシビルの効果や、非特異的治療であるステロイド(デカドロン )などのおかげか、これだけのPCR陽性者が出ても重症者があまり増えてきてません。そうすると以前と異なり早期診断、早期隔離にいくらか重症化予防ができているのかもしれません。
 
4全員のPCR検査、陽性者隔離は金銭面で効率的?
あくまで原則非効率的です。そして数日の保証でしかないので1回のPCR検査による陰性証明は本当に医学的には無意味と思います。まして集団免疫ができるかどうかも不明ですので。

でもお金があって、人権制限が認められ、検査に伴うクラスター発生をしっかり予防できれば、安心感を熟成するという意味が出てきます。そうそれをよしと国民が納得すればやっていいと今までも言ってます。でも全員にやる前に、できれば感染拡大地域の一部の職種に絞ってやるべきです。

注)プール方式

あとプール方式はプールする人数分の1に感度が落ちることは理解しましょう。そう偽陰性が出現しやすくなります。もちろんそれでも意味はありますが。

政府と地方でどうしても意見にブレが出てきます。世田谷、長崎の検査体制は、その後の対応の調整をしっかりやってください。しつこいぐらい言いますが、検査だけではダメです。いい例がこの孫さんのツイート。 政府が100%正しいとは言いません。でも昨日の大阪のように独自にやるのなら事前にしっかり調整を!

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