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214人感染、43人死亡の永寿総合病院 OBが寄付金集めの奮闘

外来診察を再開した永寿総合病院

 患者と職員計214人が新型コロナウイルスに感染、43人が死亡するという大規模な院内感染が起きた永寿総合病院(東京都台東区)。

 最初に患者の感染が発覚した3月23日から3か月あまり。7月1日に初めて会見に臨んだ同院の湯浅祐二院長は、「感染を疑うタイミングが遅く、対策が不十分だった」と反省の弁を述べた。

 5月26日から一部外来診療を再開した同院だが、一連の院内感染による休診で経営が悪化。そこで立ち上がったのが、同院のOB医師たちだった。

「過去にこの病院に勤めていた医師たちが、『永寿総合病院を応援する会』を結成し、古巣の経営難を救うためにインターネットで出資を募るクラウドファンディングを始めた」(全国紙記者)

 6月29日に始まったこのクラウドファンディングの目標金額は2億円(締切日は7月31日)。

 呼びかけ人となった「永寿総合病院を応援する会」はHPで、〈永寿総合病院はいま運営継続の危機を迎えています〉と綴り、募った金額は同院の職員に支給する予定だという。

 永寿総合病院側もHP上でこのプロジェクトを告知したが、寄付金額は7月29日時点で4600万円あまり。病院に聞くと、こう回答した。

「当院OBの先生方とは患者様の紹介も含めて繋がりは深く、善意でクラウドファンディングを立ち上げていただきました。国民の皆さまから支えていただけることに感謝しつつ、皆様にとって必要な医療機関であり続けたいと思っております」(法人事務局)

 患者たちにとっては命をつなぐ重要拠点。病院再生への道のりはまだ険しいが、止まるわけにはいかない。

※週刊ポスト2020年8月14・21日号

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