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好調ソニーを支えるリカーリングモデル

ソニーが4日、発表した2020年4~6月期の連結決算が好調だったのは、外出自粛でオンラインでのゲーム利用が増えたことが背景にあります。リカーリングモデルが継続的な成長基盤をつくりあげているといっていいでしょう。


ソニーの2020年4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比2%増の1兆9689億円、営業利益は同1%減の2284億円、純利益は同53%増の2333億円でした。

ゲーム事業が好調なのは、家庭用ゲーム機「プレイステーション4」向けのソフトの販売が伸びたことと、定額で遊べる「プレイステーション・プラス」の会員数が約4500万人と増えたことが理由です。

ソニーは、平井一夫氏が社長の時代に、安定収入が期待できる〝リカーリング型ビジネスモデル〟への転換を図り、吉田憲一郎氏は、リカーリング型ビジネスモデルをより深化させてきました。

リカーリングモデルとは、単体の製品を売って終わりではなく、販売後も顧客から継続的に収益をあげるビジネスモデルです。

ソニーのゲーム事業は、その成功例の一つです。

2013年に発売された「プレイステーション4」の販売台数は、2016年をピークに減少していきましたが、逆に、ゲーム事業の営業利益は増加していったんですね。

ゲーム機本体の販売台数が伸びないにもかかわらず、利益が増加したのはなぜか。配信サービスで継続的に稼ぐリカーリングモデルに移行したからなんですね。

ソニーは、リカーリングモデルの確立によって、継続的に稼ぐ力をつけたといえます。

年末には、次世代ゲーム機「プレイステーション5」の発売が予定されています。

気になるのは、新型コロナウイルス感染拡大が「プレイステーション5」の生産に与える影響ですが、ソニー代表執行役副社長兼CFOの十時裕樹氏は、オンライン会見で次のように述べました。

「プレイステーション5の生産について、コロナによる影響は出ていません。ゲームソフトスタジオの体制も問題ありません」

リカーリングモデルは、息の長いビジネスモデルといわれています。ソニーが今後とも、リカーリングモデルの強みを最大限、享受するのは間違いないでしょう。

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