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萩生田文科相「キャンパスを閉じて、いかがなものか」オンライン授業のみの大学を批判

萩生田文部科学大臣が4日の記者会見で、新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業のみが行われている大学がある現状について疑問を呈し、「良識ある判断をお願いしていきたい」と学校側に注文をつける場面が見られた。

共同通信社

萩生田大臣は現在約85%の大学でオンライン授業が実施され、そのうち60%が一部の授業を対面で行う等オンライン授業と併用し、24%がオンライン授業を実施していると紹介。文部科学省としては、事務連絡において「地域の感染状況や教室の規模、学生数、教育効果等を総合的に考慮し、学生の希望等も踏まえて、感染対策を講じた上での対面授業がより適切と判断される場合には、対面授業の実施や遠隔授業との併用を検討していただくことを求めている」と説明した。

また、各大学の授業のあり方について文部科学省が指示するのは「やや馴染まない」としつつ、「感染状況がどうなるかわからないのに、あらかじめ来年3月までオンライン授業を続けます、って決めてしまうのも、私はちょっと乱暴だと思っておりまして」と持論を展開し、キャンパスを閉じる大学への批判とも取れる次のようなコメントを行った。

「小学校や中学校でも様々な工夫をしながら学校にみんな来ているわけですから、大学だけが完全にキャンパスを閉じてというのは、いかがなものかと思いますので、ここはやっぱり学生の皆さんの思いというのもしっかり大学側が受け止めていただいて、私は『オンラインと対面とハイブリットな授業を後期はやってみよう』と思うのが普通の学校の判断ではないかと期待をしているところでございまして、あのこのへんはしっかり大学関係者にも我々の思いというものを伝えていきたいと思っています」

そして「ウィズコロナ、ポストコロナの社会では遠隔の良さと対面の良さを上手に組み合わせていく教育を実現していくことが重要」とし、一部に「易きに流れて、言うならば授業の中身も非常に薄っぺらくなってしまうようなオンライン授業」があることを指摘した上で、「各大学に良識ある判断をお願いしていきたいと思っています」と話した。

当該コメントは以下の通り。

現在、約85%の大学で遠隔授業が実施されておりますが、そのうち一部の授業を面接で行う等、遠隔と面接を併用している大学が約60%、遠隔授業のみという大学が24%となっております。各大学等においては本年度後期や次年度に向けて、授業の実施方法について検討いただいているところと承知しておりますが、遠隔授業には授業実施に時間的場所的な制約がなくなること等のメリットがある一方で、直接の対面による学生同士の交流を通じた人間形成等、対面ならではの教育効果の重要性も踏まえると、遠隔授業を継続する場合においても、効果的な対面授業との併用等を検討していただきたいと考えております。

このため文部科学省において7月27日付の連絡で、各大学に対しては、地域の感染状況や教室の規模、学生数、教育効果等を総合的に考慮し、学生の希望等も踏まえて、感染対策を講じた上での対面授業がより適切と判断される場合には、対面授業の実施や遠隔授業との併用を検討していただくことを求めているところでございます。また感染の状況は日々刻々と変化しているものですから、一度実施方針を決定した後においても、地域の感染状況や学生の希望等も踏まえ、必要に応じてその実施方法の見直しやさらなる改善に努めていただくようあわせて求めております。

各大学の授業のあり方について文部科学省がこうするべきだと、あるいはこうしてはいけないということは、やや馴染まないと思うんですが、感染状況がどうなるかわからないのに、あらかじめ来年3月までオンライン授業を続けます、って決めてしまうのも、私はちょっと乱暴だと思っておりまして。

先日、千葉工業大学に視察に行きました。入口で検温ですとか、あるいは健康チェックをした上でキャンパス内に入れて、そして工業大学ですから実技を伴う授業がたくさんありますけど、実技を伴う授業はクラスを半分に分けて、半分が学校に来て、半分がオンラインでその授業を見る。その翌週はその逆の人たちが学校に来て、その学校に来てた人たちがオンラインに変わるというようなことを、様々工夫しておりました。

また学食等でですね、オンライン、Wi-Fiを使って授業を見る学生のために、全てのスペースにアクリル板の衝立等が置いてありまして、そういう努力をしている学校も数多くあるんだと思います。他方、小学校や中学校でも様々な工夫をしながら学校にみんな来ているわけですから、大学だけが完全にキャンパスを閉じてというのは、いかがなものかと思いますので、ここはやっぱり学生の皆さんの思いというのもしっかり大学側が受け止めていただいて、私は「オンラインと対面とハイブリットな授業を後期はやってみよう」と思うのが普通の学校の判断ではないかと期待をしているところでございまして、あのこのへんはしっかり大学関係者にも我々の思いというものを伝えていきたいと思っています。

今後、ウィズコロナ、ポストコロナの社会では遠隔の良さと対面の良さを上手に組み合わせていく教育を実現していくことが重要でありまして、今回の経験により蓄積されている好事例を横展開しながら必要な検討をして参りたいと思います。

あの、全てのオンラインがダメだ、というつもりは全くありませんが、易きに流れて、言うならば授業の中身も非常に薄っぺらくなってしまうようなオンライン授業ではいけないと思います。オンラインを有効に活用して、きちんと学生の皆さんの習熟度が上がるような授業をやっていただいている学校はそれはそれで評価したいと思いますけど、そうじゃない学校も世の中にはあるんだということは、学生の不満の声を聞けばご理解いただけるところじゃないかなと思いますので。ここはあの、大事なポイントだと思いますので、各大学に良識ある判断をお願いしていきたいと思っています。

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