記事

「キャンパスから学生を締め出している」オンライン授業めぐる細野豪志氏のツイートに反論相次ぐ

衆議院議員の細野豪志氏は1日、オンライン授業が続く大学についてTwitterで持論を展開。その内容について、教員をはじめ大学関係者から批判の声を受けている。

共同通信社

細野氏は、アメリカで対面授業の機会を失った学生が大学を訴える動きがあることを紹介した「学生が大学を訴える──質落ちたオンライン授業に『学費返せ』」という記事を引用し、「リスクを回避する大学の姿勢が、学生の学ぶ機会を奪っている」とし、「日本の学生も声を上げていいと思う」とツイートした。

このツイートに対して、幼稚園から高校で対面授業を行なっているのは政治家の責任であり、大学ではキャンパス通学をしなくても勉強ができる環境づくりを進めているとの反論が寄せられると、細野氏は「大学のオンライン授業は理解しています。各大学の努力も分かります。しかし、学生がキャンパスで得るべき出会いが奪われている現状は極めて深刻です」と綴った。

また同氏はツイートにリプライする形で、7月17日に自身がnoteに投稿した「なぜ娘のキャンパスライフが奪われてしまうのか?高齢者の影響力が若者の3.4倍という選挙の現実。」という記事を共有している。

noteの記事で細野氏は、「キャンパスは刺激と出会いの場所であり、若者はそこで成長していきます。授業はそこそこにして学食で友人と話し込み、時に夜を徹して人生を語り、アルバイトに汗を流し、長期休暇には国内外を旅した。あの時間がなければ私は全く違う人生を歩んでいました」と自身の経験を振り返りつつ、「私の大学時代と娘のそれとはあまりに違い過ぎます」と強調。

その上で、

大学はキャンパスから学生を締め出すべきではない。秋からキャンパスを学生に開放すべき。

と持論を展開している。

こうした一連のツイートに対し、様々な角度から反論の声が上がっている。Twitterでは、オンライン授業を続けるのは学生や教職員の生命・健康を守るため、といった指摘が見られたほか、大学でのクラスターは講義以外で発生していることを伝える声もあった。また「学生がキャンパスで得るべき出会い」「危機感が大学関係者にない」といった内容に反発する反応や、政治家としてとった行動を問う声も目立つ。

一方で、数は少ないながら現役の大学生と見られるアカウントなどからは、意見に賛同する声や細野氏への感謝も見られた。また、細野氏が実際に学生のために動いていたことを明かすツイートも投稿されている。

◆「しらべて欲しい」情報や疑問をお寄せください

BLOGOSしらべる部では読者の皆さまからの情報や疑問を募集中です。普段の生活やニュースのなかでしらべて欲しいと思ったことを、記者が取材します。

以下のアドレスにご連絡ください。
dl_shiraberubu@linecorp.com

あわせて読みたい

「大学」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    韓国の世代間格差 怒る若者たち

    ニッセイ基礎研究所

  2. 2

    ひろゆき氏 デジタル庁巡り提案

    西村博之/ひろゆき

  3. 3

    菅外交は未知数 韓国とどう交渉

    舛添要一

  4. 4

    各紙の新閣僚めぐる紹介文が茶番

    常見陽平

  5. 5

    汚染語らぬ平沢復興相に福島落胆

    鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)

  6. 6

    GoTo Eatは業者が儲かるカラクリ

    田中龍作

  7. 7

    アイヌ民族への謝罪せぬ日本政府

    畠山和也

  8. 8

    10万円給付コスト「ありえない」

    ABEMA TIMES

  9. 9

    関心すら持たれぬ野党は自業自得

    上田令子(東京都議会議員江戸川区選出)

  10. 10

    履歴書を回し見された…退職検討

    キャリコネニュース

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。