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ドル2年ぶり安値、FOMCがハト派姿勢を確認=NY市場


[ニューヨーク 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが2年ぶりの安値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は29日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くことを全会一致で決定。新型コロナウイルス感染拡大の影響からの景気回復に向け「あらゆる手段」を尽くすとし、必要な限り政策金利をゼロ%近辺にとどめると改めて表明した。

BKアセット・マネジメント(ニューヨーク)のマネジングディレクター、キャシー・リエン氏はFOMCについて、「慎重でハト派的な姿勢を若干強めていることは明らかで、基本的には市場に対し、すぐに利上げするつもりはないとの見解を伝えた」とし、「ドルが下落している環境下では、ドル安の材料となるだろう」と述べた。

ドル指数<=USD>は0.44%安の93.42.一時は2018年6月以来の93.17まで下落した。

ユーロ<EUR=>は0.56%高の1.1780ドル。18年9月以来の1.1805ドルを付ける場面もあった。

米連邦準備理事会(FRB)が超緩和政策を今後数年にわたり続けるという期待に加え、利上げ前に従来示した以上にインフレ率の上振れを許容するとの観測からドルは下げを強めている。

コメルツ銀行の為替・商品リサーチ責任者、ウルリッヒ・ロイヒトマン氏は「新型コロナウイルスの動向が欧州と米国で異なっているため、ドルの見通しは引き続き弱い」と述べた。

ロイターの集計によると、米国の新型コロナ感染症による死者が29日に15万人を突破。国別では米国の死者が最も多く、過去11日間で1万人増加した。

ドル安を受け、円や英ポンドが4カ月ぶり高値に上昇。オーストラリアドルは1年超ぶりの高値を付けた。ドル/円は0.10%安の104.97円。ポンドは0.45%高の1.2988ドル。豪ドルは0.36%高の0.7183米ドルとなった。

一方、トルコリラは対ユーロなどで最安値に下落。外貨準備高の枯渇や国内のドル需要などで3日続落となった。

ドル/円 NY終値 104.91/104.93

始値 104.99

高値 105.19

安値 104.78

ユーロ/ドル NY終値 1.1790/1.1794

始値 1.1745

高値 1.1805

安値 1.1719

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