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リクルートジョブズによる6月のアルバイト・パートと派遣スタッフの募集時平均時給やいかに?

明後日7月31日の雇用統計の公表を前に、ごく簡単に、リクルートジョブズによる6月のアルバイト・パートと派遣スタッフの募集時平均時給の調査結果を取り上げておきたいと思います。


アルバイト・パートの時給の方は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響などにより、ジワジワと停滞感を増していますが、他方、派遣スタッフの方は5月のデータが跳ねています。上のグラフの通りです。現時点で判断するのはややムリで、何があったのかは私には判りかねます。

まず、アルバイト・パートの平均時給の前年同月比上昇率はまだ+3%近い伸びながら、人手不足がメディアで盛んに報じられていた半年くらい前の+3%を超える伸び率から比べるとジワジワと低下してきています。三大都市圏の6月度平均時給は前年同月より+2.8%、+29円増加の1,083円を記録しています。

職種別では「専門職系」(+31円、+2.7%)、「事務系」(+30円、+2.7%)、「製造・物流・清掃系」(+24円、+2.3%)、「営業系」(+22円、+1.7%)、「販売・サービス系」(+6円、+0.6%)、「フード系」(+5円、+0.5%) と、すべての職種で前年同月から伸びています。

地域別でも、首都圏・東海・関西のすべてのエリアで前年同月比プラスを記録しています。

続いて、三大都市圏全体の派遣スタッフの平均時給は、昨年2019年7月統計から先月2020年4月統計まで10か月連続でマイナスを続けた後、5月度平均時給は前年同月より+3.6%ぞうを記録した後、6月も+3.8%、63円増加の1,704円に引き続き増加しています。職種別では、「営業・販売・サービス系」(+79円、+5.6%)、「医療介護・教育系」(+46円、+3.2%)、「IT・技術系」(+23円、+1.1%)、「クリエイティブ系」(+4円、+0.2%)の4職種が前年同月比プラスとなり、マイナスは「オフィスワーク系」(-32円、-2.1%)だけにとどまっています。

また、地域別でも、首都圏・東海・関西のすべてのエリアでプラスを記録しています。

1年近く前年同月比マイナスを続けてきた派遣スタッフの時給が先月からジャンプしたのですが、アルバイト・パートの時給上昇率はジワジワと停滞し始めていますし、2008~09年のリーマン・ショック後の雇用動向を見た経験からも、COVID-19の経済的な影響は底を打ったように見えるものの、雇用については典型的には失業率などで遅行するケースが少なくないことから、先行き、非正規雇用の労働市場は悪化が進む可能性がまだ残されていると覚悟すべきです。

同時に、意外と底堅いという印象もあります。

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