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花王、コロナによる化粧品低迷で業績予想下方修正 増配予想は維持

[東京 29日 ロイター] - 花王<4452.T>は29日、2020年12月期(国際会計基準)の業績予想を減収減益に下方修正したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、化粧品やケミカル事業、サロン事業が影響を受けている。ただ、年間配当は140円(前期は130円)としており、31期連続の増配予想は据え置いている。

澤田道隆社長は会見で「非常に厳しい決算になった」と述べた。

化粧品事業は、インバウンド需要の激減に加え、マスクをすることによるメイク品の低迷、小売店の臨時休業や外出規制の影響で大きく売り上げが落ち込んでいる。澤田社長は、足元で依然としてコロナの感染拡大が続いていることを踏まえ「店舗が閉鎖になると、化粧品事業に非常に大きな影響が出る。こういう事態が生じた時には、今回の修正予想を下回る可能性もある」と、慎重な見通しを示した。

連結売上高予想は1兆5100億円―1兆5300億円の予想を1兆4300億円(前期比4.8%減)、営業利益予想は2200億円―2300億円を1900億円(同10.3%減)にそれぞれ下方修正した。リフィニティブが集計したアナリスト18人の営業利益の予測平均値は2051億円だった。

予想レンジの下限は、インバウンドの需要がゼロとなることを前提としていた。ただ、コロナが世界にまん延した影響で、インバウンド以外にも影響は広がり「4―6月期は状況が悪化した」と振り返った。

1―6月期で見た場合、手指消毒液やハンドソープなどの衛生関連商品は、売上高で170億円、利益で110億円のプラス寄与だった。一方、化粧品・ケミカル・サロンというマイナス影響を受けた3分野は、売上高で421億円、利益で242億円のマイナス影響だったため、差し引きマイナス影響となっている。

設備投資は900億円を計画していたが、見直し、一部は先送りを検討する。一方、アジアを含めた海外での衛生関連用品に関しては、投資を検討していくという。

(清水律子)

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