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国連調査委、ベネズエラに警告 対北朝鮮制裁違反の可能性


[ニューヨーク 28日 ロイター] - 国連の専門家から成る独立調査委員会は、ベネズエラと北朝鮮間に存在し得る軍事とテクノロジーに関する協定について、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反している可能性があるとベネズエラに指摘した。

調査委は2019年10月と20年6月、ベネズエラのモンカダ国連大使への書簡で協定の具体的な条件を開示するように求めたほか、こうした協定を禁じ得る国連の対北朝鮮制裁について説明した。

米国は、18年のベネズエラ大統領選が不正に行われた疑惑からマドゥロ大統領を退陣させる目的で同国に制裁を科している。ベネズエラは外交面でも孤立しており、こうしたことがイランや北朝鮮など米国の敵国とベネズエラの関係強化を促している。

調査委の調整係を務めるアラステア・モーガン氏は6月12日付の書簡で「北朝鮮はこうした協定を通して国連の決議に違反することで知られている。これを踏まえると委員会は違反疑惑がある上記協定の情報について返答を求めたい」と記した。

北朝鮮は06年以降、国連の制裁対象となっており、理事国15カ国から成る国連安保理は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発に資金が回らないように制裁を強化してきた。

3月2日付の最新の年次報告で委員会は、与党・統一社会党(PSUV)の第1副党首であるカベジョ制憲議会議長が19年9月に北朝鮮を訪れた際に署名した可能性のある軍事とテクノロジーに関する協定について調査を開始したと述べた。

ロイターは、北朝鮮とベネズエラ間の軍事とテクノロジーに関する協定が存在するか確認できなかった。国連の報告書と書簡は詳細に触れていない。マドゥロ大統領は19年10月2日にツイッターで、北朝鮮とベトナムを含むアジア歴訪中にカベジョ氏が「素晴らしい協定」に署名したことを賞賛。同日、カベジョ氏と国営テレビに出演したマドゥロ氏は軍事協定に言及したが、詳細は述べなかった上、協定を北朝鮮と結んだのかベトナムと結んだのかについても言及しなかった。

ベネズエラ政権の報道官やモンカダ国連大使、北朝鮮の国連大使からのコメントは得られていない。

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