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  • ロイター
  • 2020年07月28日 15:26 (配信日時 07月28日 22:29)

マレーシアのナジブ元首相に有罪判決、1MDB汚職事件


[クアラルンプール 28日 ロイター] - マレーシアの政府系ファンド「1MDB」から巨額の資金が流出した汚職事件で、クアラルンプールの高裁は28日、ナジブ元首相に職権乱用罪で禁錮12年と2億1000万リンギット(4940万ドル)の罰金刑を言い渡した。

また背任と資金洗浄に関するそれぞれ3つの罪状で禁錮10年を言い渡した。

ナジブ被告は1MDBの元子会社「SRCインターナショナル」から1000万ドル近くを不正に受け取ったとして7つの罪状で起訴されていた。弁護側は無罪を主張していた。

ナジブ被告は上訴する考えを示している。

1MDBから総額45億ドルが不正流出した問題で、ナジブ被告はこれとは別の複数の罪状でも起訴されている。

検察側は流出した資金のうち10億ドル以上がナジブ被告の個人口座に振り込まれたとしている。

この日は裁判所前にナジブ被告の支持者数百人が集まり、出廷した被告に対して「ナジブ万歳」と叫んだ。

野党議員のチャールズ・サンティアゴ氏は「今回の有罪判決は、指導者の不正は許されないという強いメッセージを送った」とし「国民のお金を盗んで無罪放免になることはない」と述べた。

ナジブ被告の公判はマレーシアの汚職撲滅の取り組みの試金石として注目されている。ナジブ被告が属する統一マレー国民組織(UMNO)は3月に就任したムヒディン首相が率いる与党連合の一角として権力の座に復活している。

有罪判決によって国民のムヒディン首相への信頼感が強まる一方でUMNOが中核政党である与党連合の結束は弱まる可能性がある。

関係筋は、ナジブ被告に有罪判決が出た場合、ナジブ派が与党連合への支持を撤回する可能性があると指摘していた。

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