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最悪のタイミングでGoToキャンペーン実施と連休突入、新型コロナウイルスは全国に拡散(金融日記 Weekly 2020/7/17-2020/7/24)

TOPIX: 1572.96, -0.1% (1w), -8.6% (YTD)
Nikkei225: 22751.61, +0.2% (1w), -3.8% (YTD)
S&P500: 3215.63, -0.3% (1w), -0.5% (YTD)
USD/JPY: 106.05, -0.9% (1w), -2.4% (YTD)
EUR/JPY: 123.58, +1.0% (1w), +1.4% (YTD)
Oil(WTI Futures): 41.34, +1.8% (1w), -32.5% (YTD)

 23日木曜日は海の日、そして、24日金曜日はスポーツの日であったため、日本は四連休であった。しかし、ただの連休ではない。これから新型コロナウイルス禍で取り返しがつかない領域に入りつつある、大きなターニングポイントであったように思う。本来なら開催されていたはずの東京オリンピックのために作られた4連休であったことを思うと、なんとも象徴的である。

 この新型コロナウイルス禍を太平洋戦争に例えるなら、さながら、3月下旬から5月にかけて、小池百合子都知事の「感染爆発の重大局面」、志村けん訃報、安倍首相緊急事態宣言による全国自粛ロックダウンにより一気に全国のコロナ感染者をほぼゼロになるまで封じ込めた初戦が、真珠湾攻撃の快進撃であり、再び感染者が指数関数的に増加している真っ只中でGoToキャンペーンによりこの連休に突入してしまったのは、戦略目的の二重性により敵の攻撃に臨機応変に対応できず主力艦隊のほぼすべてを喪失してしまったミッドウェー海戦となろう。政局的にも、安倍内閣の支持率は大きく低下しており、もはや回復が困難と思われる。

 アメリカも状況は同じで、コロナ禍を過小評価し、全米各地で被害を広げているトランプ大統領の支持率が下がり続けている。マーケットは未だに十分に織り込んでいないように思えるが、バイデン大統領誕生がますます現実味を増してきた。

 安倍首相、トランプ大統領ともに、金融緩和や減税など、将来の需要や税収を前借りする形で偽りの株高を演出して人気を博してきた日米トップが、ともに中国発の新型コロナウイルスにより窮地に陥ることになるのかもしれない。

東京都の新規感染者数の推移



●週刊金融日記 第429号 日本のコロナ対策迷走でわかったWhy(=信念)のとてつもない重要さ、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52175745.html

●GoTo「東京以外も見送りを」69% 緊急事態「再発令」支持8割 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20200718/k00/00m/040/177000c

●安倍首相の指導力「発揮していない」急増の理由 3人に2人がダメ出し 「GoToトラベル」が決定的に
https://withnews.jp/article/f0200724003qq000000000000000W0di10101qq000021543A

●米大統領選まであと100日 激動の国内、窮地に立つトランプ氏
https://www.afpbb.com/articles/-/3295642

●米大統領選、民主バイデン候補の優位が揺らぎそうにない理由
https://diamond.jp/articles/-/243703

●大前研一「なぜトランプ大統領の再選は、絶望的になったか」11月選挙までの注目は副大統領候補
https://president.jp/articles/-/36896

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社


サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2020/7/17-7/24)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種


個別銘柄の週間パフォーマンス(2020/7/17-7/24)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス


FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資


イールドカーブ(2020/7/24)
出所: Bloomberg.com


主要通貨の週間パフォーマンス(2020/7/17-7/24)
出所: セントラル短資


外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com


地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2020/7/17-7/24)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)


今週のマーケット・イベント
7月27日(月)
日銀金融政策決定会合「主な意見」(7/14-15開催分)
米6月耐久財受注
決算:中外薬、日東電、他

7月28日(火)
FOMC(-7/29)
米5月S&Pケースシラー住宅価格指数
決算:信越化、東エレク、ファナック、HOYA、キヤノン、日産自、米Visa、米Starbucks、米McDonald、他

7月29日(水)
パウエルFRB議長会見
決算:三井住友、花王、NRI、野村、JPX、東ガス、ANA、東電力、野村不、米GM、米GE、米Boeing、米Facebook、他

7月30日(木)
日6月商業動態統計
米4-6月期GDP(速報)
ユーロ圏7月消費者信頼感指数
ユーロ圏6月雇用統計
決算:日立、三菱電、JR東日本、パナソニック、京セラ、コマツ、協和キリン、TDK、味の素、大ガス、米Apple、米Alphabet、米Mastercard、他

7月31日(金)
日6月失業率・有効求人倍率
日6月鉱工業生産
日6月住宅着工統計
米6月個人所得・個人消費支出
ユーロ圏4-6月期GDP
ユーロ圏7月消費者物価指数
中国7月製造業PMI
決算:キーエンス、KDDI、第一三共、武田、村田製、JT、みずほ、デンソー、JR東海、三井物、ヤマト、中部電、関西電、JR西日本、りそな、大和証、ローム、京成、中国電、新生銀、米Exxon Mobil、米Caterpillar、他

8月1日(土)

8月2日(日)

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