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【大丈夫かアメリカ】

トランプ大統領があれほどリアルに集まって8月24日からフロリダ州で開催することにこだわっていた共和党大会を断念しました。最終日には天井からアメリカの星条旗の色の風船が大量に舞い降りてくる共和党で大統領は再選を確実にしたかったでしょうね。

それだけアメリカでは感染者の急拡大で失業者が再び増えています。



Washington PostはUS hits 4 million reported coronavirus cases as infections double in just six weeks(アメリカの感染者、わずか6週間で2倍の400万件)の中でトランプ大統領が前向きなメッセージを発する一方で、アメリカでは実際には多くの州で感染者が急増していてこの6週間で400万件という深刻な節目を迎え「アメリカはウイルスとの闘いに敗北している(America losing its fight against the virus)」と報じています。

死者も増えていて、23日までの3日連続で新規に1000人増えたとしています。

New York TimesはTrump Abruptly Cancels Republican Convent in Florida: “It’s Not the Right Time”(トランプ「時期が悪い」としてフロリダでの共和党大会を突然中止)の中で、トランプ大統領が派手にやりたいからノースカロライナ州からわざわざフロリダ州に会場を移した共和党大会を新型コロナウイルスの急激な感染拡大を理由に中止を発表したと報じています。

11月の大統領選挙を前に党大会はトランプ再選の柱のひとつで、ノースカロライナ州が感染対策をしっかりやると言っていたら、トランプ大統領が不快感を示して会場をフロリダ州に移した経緯がありました。

しかし、ここにきてフロリダ州が全米でも感染の中心地に。

このため、有権者、寄附をする人たち、さらに共和・民主の両政党から大規模な集会を開くことに懐疑的な見方を示しQuinnipiac Universityの世論調査でフロリダ州民の62%が党大会を開くことが安全でないと回答しました。

関係者が24時間という短時間で決めたということで、大統領はノースカロライナ州で指名を受託するとしながらも「ほかのことはリモートでオンライン集会にする」などと述べるにとどまりました。

WSJはRise in Weekly Unemployment Claims Points to Faltering Jobs Recovery(失業保険申請者の増加がよろよろした雇用回復を反映)の中で米労働省が23日発表した失業保険の新規申請件数が140万件となり、多くの州でいったん再開した経済活動を再び休止していることから4か月ぶりに前の週を上回ったと伝えています。

1週間あたりの失業保険申請件数は3月下旬に690万件を記録したあと、安定的に減っていましたが、再び増加に転じた形で「新たな採用も増えているが、いったん営業が再開されたバーやレストランが再び休止されたことによる新たなレイオフの方が上回った」と解説しています。

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