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それって本当に身体にいいの? 現役美容師が解説する「オーガニック」「ボタニカル」の落とし穴 - 操作イトウ

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 ヘアケア商品のみならず、美容界のあちらこちらで目にする「オーガニック」と「ボタニカル」製品。

【画像】オーガニック成分配合製品を見分けるには「認証マーク」をチェック

 自然派指向の方だけでなく、ここ数年で一般層にも関心が高まっているように感じます。天然成分を配合していて、安全安心、イイ香りのイメージですね。百貨店のテナントに入るオーガニック専門店も多くて、パッケージもお洒落なものが多い。

 ですが、それが100%正義かと言うと、ちょっと違う。美容師目線で見る、髪の毛に関わることを中心にお話しします。


©iStock.com

そもそもの言葉の棲み分け

[オーガニック] 有機肥料によって生産された農産物。化学肥料を使ってない。

[ボタニカル] 植物由来の。

 オーガニックは有機栽培で作られたものを指していますが、ボタニカルは幅が広く、ある種の思想やライフスタイルを指す側面もあるようです。言葉に汎用性があって、「ボタニカル〇〇」と表現しやすく、言葉の響きもお洒落ですね。

 では、どういったものが「オーガニック」「ボタニカル」製品と呼ばれるのか。実は、令和2年7月現在、日本には「オーガニック」や「ボタニカル」と名乗る為のコスメ類の規定がありません。海外にはそういった協会などがあるのですが。

 なので、メーカー側が商品のブランド価値を高めるために、海外(特にヨーロッパ)の認証を得ることが主流になっています。

 規定されたオーガニック成分を配合すること、またオーガニック成分の配合比率を守ることなど、それぞれの協会が設定した水準を満たしていないとマークはつきません。

 認証を得ると必ずマークが表記されるので、選ぶ際には大きなポイントになります。

 このため日本では内容の99%が科学成分なのに、ちょびっとだけオーガニック成分を配合して「オーガニック成分配合」などの表記をして、実質オーガニックでない製品が横行しています。

 オーガニック成分は栽培、抽出するのに手間がかかるため、ひとつひとつが高価です。沢山配合すると、もちろん値段が上がってしまいます。

 ドラッグストアなどで売っている安価なものは疑わしいので、必ず認証マークをチェックすることをオススメします。

身体に合わないこともある

 オーガニックは安心、安全なイメージが強いですが、どんな人にも合うわけではありません。

 日常的にメイクをする女性にとっては特に身近な話題だと思いますが、身体(皮膚)との相性のようなものが存在しています。下地やファンデーション、シャドウやリップ、洗顔料や化粧水など、

「あのメーカーのはかぶれたことがあるから、怖くて使えない」

「ステキな色だけど、海外のブランドは相性が悪い」

 と、使い心地の肌感覚は最重要です。

 化学成分だけではなく、植物由来のオーガニック成分もまた、炎症やアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。

 アレルギーというと、一番身近なのは花粉症でしょうか。スギ、ヒノキ、ブタクサなど、国民病と呼ばれるほど多くの方が辛い思いをしているかと思います。

 皮膚への影響というと、例えば金属アレルギー。時計やネックレス、ピアスなどの装飾品によってかぶれを起こしてしまい、掻きむしってしまったり、ウミが出てきてしまったり。髪の毛に関わるアレルギーの症状は、こちらのほうが近い印象があります。

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