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中国側の分析と傾向

画像を見る中国共産党機関紙・人民日報傘下の週刊誌『中国経済週刊』は最新刊で、「日本制裁--経済貿易手段と選択」との特集を組み、日本に対する経済制裁の可能性と制裁手段、領域などについて大々的に検証した。特集は、「輸入・輸出・サービス業・直接投資」の4つの領域から着手すべきだと提言する一方、一連の日本制裁の報道に反論する報道も紹介し、18日付の国内経済情報サイト・財新網は中南財経政法大学(武漢市)の喬新生教授の投稿を掲載している。

それによれば、日本は成熟した工業国家であるため、制裁は一時的な打撃を与えるとしても、長期的にはそれほどの効果はないとの見方を示した。その上、中国経済と日本経済 は相互依存しているため、日本経済への制裁は状況次第で、中国国内の業界間・企業間の制裁に転じる恐れがあると警告したとある。

特集はさらに、経済制裁を導入する際の注意事項についても述べている。中国の敵対国が結託して中国に対抗しないようけん引し、さらに、米国に直接関与させないよう的確な舵取りが必要だと指摘している。参照記事より抜粋

まとめれば、中国の嫌がるのは、日本とアセアン諸国、米国との連携ということのようだ。
また一部は、日本への経済制裁は、中国の企業の首を絞めることにもなると分析している。日本の企業進出は、コスト軽減と同時に、技術や品質管理の場面で中国の企業力を高める貢献をしている。ここが軽薄なスローガンをぶち上げる中国軍部の理解できない部分かもしれず、また軍部は敢えて、「怒らすと恐いぞ」というポーズをとっている節もある。それが不利益になるかもしれないとしても突っ走るのが軍隊で、過去の満州事変の関東軍がそうだったといわれている。この後は、世界の反応を見ながら、「話そうではないか」と言いながら、軍部の内圧の高まりをアピールし、巧妙に要求を突き付けてくるだろう。それは頻繁で、目まぐるしく変わり、先にも書いたように、どこかで日本がミスをし、わずか数ミリでも中国が有利になるタイミングを探ってくるだろう。本来、有利なはずの日本が後手後手の防戦に回るというのは、政治の失策ではないのか?毎度、すべてに遅く、先読みの甘い日本である。

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