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上野千鶴子「むしろ、不倫しない人はなぜしないのか」への、不倫しない私の答え 私も実父がしばらく不倫をして自宅に帰らなったことがあります - 山本 一郎

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「不倫はいかんな」と思いますね、私は。

 他の人が、不倫に対してどう思うかは別として。


©iStock.com

こういう事件を見るたびに……

 例えば、週刊文春が発掘したベッキーさんの不倫案件。センテンススプリング! 相手方はゲスの極み乙女。の川谷絵音さんで、不倫であり略奪愛だったわけですけれども、4年経ったいまもベッキーさんも川谷絵音さんも以前ほどの人気はなかなか取り戻せていません。ベッキーさんはともかく、川谷絵音さんは凄い才能の持ち主だったんですけどねえ。

 あるいは、例として挙げたいのは文春に報じられた評論家・荻上チキさん、二股・不倫報道で謝罪していましたが、荻上さんが良いことをラジオで言うたびに聴いていて「でも、この人は不倫相手に『すきすきだいすき』ってメールしていたんだよな」って思い出してフフッと思ったりもします。ご家族やお子さんはどう反応されたのでしょうか。

 最近だと、文春が報じたアンジャッシュの渡部建さんや、同じく文春が取り上げた東出昌大さんなど、芸能人が不倫報道の中心になることもあれば、宮崎謙介さんや山尾しおりさんのような政治家の不倫も騒動になりました。経営者でも不倫をきっかけに家庭が壊れることも多々あり、まあこういう事件を見るたびに「不倫はいかんな」と思うわけですよ。

 その意味では、不倫は報じられている以上に一般的なことなのかもしれないし、また、身の回りで脳みそがバタークリームでできているんじゃないかと思うような女性から「本当に好きになっちゃった。どうしよう」と妻帯者である男性に対する恋心について相談されたり、部下の女性に手を付けてしまったのがバレて離婚危機の経営者から奥さんに財産分与や慰謝料でとんでもない金額を吹っ掛けられそうでいい弁護士を紹介して欲しいと打診されたりもします。みんな早めに舌を噛んで泉下の人になり無言の帰宅をして遺影を飾られるべきだと思うんですよね、家族のことを思うと。

 で、先日上野千鶴子さんが素敵な論考を記事として掲載しておられました。

「なぜ不倫をしないのか」について、私から言いますと...

 もともとはライターの亀山早苗さんが出された『人はなぜ不倫をするのか』(SB新書)の企画として出ていたものですが、さっそくさっき買ってきました。まだ読んでませんが、帯に「学者が誰ひとり不倫を否定しなかった」って書いてますけど、そういう学者だけ選んでるだけじゃないかという仮説は立ちます。一度、大規模アンケートでもやってみたいですね。

上野千鶴子「人はなぜ不倫をしないのか。私には信じられない」
https://president.jp/articles/-/36855

 さて、「なぜ不倫をしないのか」について不倫をしない私から言いますと、単純に「家内を愛しているし、家族が大好きで守りたいから不倫などする必要がない」ということに尽きますね。不倫する必要がない。それだけです。

 もっと言えば、私は結婚が遅かったし、私のような人間でも好きだと言って愛してくれて結婚してくれた家内には深く感謝していますし、生まれてきてくれた私の子供たちには良い人生を送って欲しいと願っています。自分のみならず大事な家庭を壊すような不倫をすることは絶対にしてはならないことだし、何より神の前で一生の愛を誓っている以上、不倫などあり得ないわけですよ。

家族が大事なら、そもそも不倫など考えませんから

 昔は毎晩さんざん飲み歩いて、やりたい仕事に励んで、楽しく独身生活を謳歌してきた私ですけれども、結婚をし子どもを儲けて家庭ができたら、まず第一に守ることは家族です。それを上野千鶴子さんが「信じられない」と(たぶんに誇張的なところはあるとは思いますが)主張するのは、単に愛すべきご家族がいらっしゃらないという部分もあるのだろうと思います。家族が大事なら、そもそも不倫など考えませんから。

 一方で、まあ確かに「人と人との間に契約だの権利だの所有だのという関係が入る」という嫌悪感を持たれる理由も分かります。「結婚は墓場だ」と言われ、また、フランスの劇作家アルマン・サラクルーさんは「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」と言っていました。そうですか。

 でも、結婚生活というのは契約はともかく権利や所有というよりは、共に暮らし、家庭を築き、お互いがお互いを尊重して幸せに暮らしましょう、子どもができたら一緒に悩みながら教育し、親の介護があれば協力し合って、一人で暮らすよりは夫婦で、そして多くの家族と時間を共にしながら、人間という以前にいっこの命を宿した生物としての役割である「より良く子孫を残す」ことを目指したいという価値観もあります。

結婚したら、自分の性的身体の自由を手放さなければいけない?

 まさに「結婚したら最後、自分の性的身体の自由を手放さなければいけないなんて恐ろしいことを、私はする気になれません」というのは、結婚したら自由を手放さなければならないという思い込みや決めつけも含まれています。ま、夫として、妻として、夫婦になり親となったからには責任が付きまとうというのはありますけどね。

 結婚してなお奔放な性生活をする男女があるかもしれないし、私ら山本家のように子育て育児教育や親の介護に追われて日々を慌ただしく送っている家庭もあるかもしれない。そして、本当の意味で不倫しなければ性的欲求が捌けない、不自由に我慢ができないとなれば、それこそ夫婦で話し合い、乗り越えていけばいいんじゃないでしょうか。無理なら離婚すればいいだけの話で。お子さんがいらっしゃらなければ、身軽でしょう。

 そして、一度(ひとたび)子どもを授かれば、夫婦で四苦八苦して授乳したり、子育てをしていくプロセスを共有する中で性的肉体の自由とはまた違う共同作業が自由を超える希望を人生に与えてくれるものなのかなと思います。もちろん、子どもがいなかったとしても夫婦が進むことで拓ける道があるかもしれませんし、それは本当に夫婦それぞれの形じゃないかと思うんですよね。

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