記事

ブルックス・ブラザーズの破綻原因はコロナでもDXでもない

[画像をブログで見る]

【もうすぐ購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

世界最古の紳士服販売店とされるアメリカの老舗ブランド「ブルックス・ブラザーズ」が経営破たんしました。DX(デジタルトランスフォーメーション)に乗り遅れ、コロナショックによって経営が追い込まれたと日本経済新聞が報じています(写真も同紙から)。

ブルックス・ブラザーズは20代から30代の頃は、憧れのブランドでした。日本では表参道にあるブルックスブラザーズとポースチュアートが、トラディショナルファッションの双璧で、お店に入る時は緊張したものです。

しかし、これらのお店に行く機会は徐々に減って、ここ20年くらいは一度も足を運んだことがありません。買い物をするのは、いつしかエストネーション、ストラスブルゴといったセレクトショップや、ハイブランドの直営店に変わってしまいました。

ブルックス・ブラザーズは、トラッドファッションにこだわり過ぎ、世の中のファッションの変化についていくことができなくなり、ブランドイメージが徐々に低下していったと思います。

いつしか、アメリカの垢抜けない「おじさんファッション」というイメージになってしまったのです。以前はステイタスだったボタンダウンシャツも、ロゴが入ったポロシャツも、何だか格好悪く見えてくる。ファッションのトレンドというのは、恐ろしいものです。

コロナで売上が落ちたり、DX(デジタルトランスフォーメーション=デジタル技術による経営変革)の流れに乗り遅れたというのは事実かもしれませんが、破綻の主因ではありません。

ブルックス・ブラザーズは、トラッドファッションの老舗としての圧倒的な成功から、カジュアル化やファストファッションに向かう新しいファッションに対応することが出来なくなってしまったことに問題の本質があったのです。

演歌歌手が、売れなくなっても、ロックやヒップホップに活路を見い出そうとは思わないし、はじめても演歌歌手というイメージから、なかなか脱却できない。そんな風に考えると、わかりやすいと思います。

過去の成功体験から定着したイメージから抜け出すのは、企業でも個人でも難しいということを、ブルックス・ブラザーズ破たんに感じました。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

※このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年7月10日の記事から転載したものです。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

あわせて読みたい

「経営」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    分党を選んだ玉木氏の判断を称賛

    早川忠孝

  2. 2

    うがい薬買い占めた高齢者を直撃

    NEWSポストセブン

  3. 3

    大学は授業料の対価提供できるか

    青山まさゆき

  4. 4

    よしのり氏 周庭氏逮捕を許すな

    小林よしのり

  5. 5

    国民民主が分党 立民と合流へ

    ABEMA TIMES

  6. 6

    総理は原稿読み上げ 会見で指摘

    BLOGOS しらべる部

  7. 7

    周庭さん逮捕 日本共産党も批判

    BLOGOS しらべる部

  8. 8

    周庭氏連行の瞬間を捉えた写真

    田中龍作

  9. 9

    国民より首相 自民の真意が如実

    やまもといちろう

  10. 10

    平和式典巡る安倍首相批判に疑問

    鈴木宗男

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。