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アルゼンチンの債務再編新提案、有力債権団が拒否


[ブエノスアイレス/ロンドン 8日 ロイター] - アルゼンチンが抱える650億ドルの債務の再編計画をめぐり、二つの有力債権団は8日、アルゼンチン政府の提示した「最終」案を拒否した。政府側は条件について、これ以上改善する余地はないとしている。

有力債権団の「アドホック債権団」と「エクスチェンジ債権団」は政府の修正案について、支援できる条件には達していないとの見解を示した。一方で、「正しい方向に進んでいる」との認識を明らかにした。

債権団側は「アルゼンチン政府による最新の提案に応じないが、建設的な協議に向けた基準は提示された」とする声明を出した。債権団は計210億ドルの債券を保有する。

アルゼンチンのグスマン経済相はロイターなどの取材に対し、最新案で同国として譲歩できる最大の条件を提示したとして、これ以上の修正余地は「明らかにない」と話した。その上で「最大限の努力をした」と強調した。

一部債権者との間には1ドル当たり4セント─5セントの開きがなおもあり、法的条件をめぐっても対立はあるものの、協議は合意に近づく兆候をみせている。

アムハースト・ピアポイントのシオバーン・モーデン氏は「債権団が一致して政府案を拒否し続ければ、合意に向けた進展をみることは難しい」と指摘。「債務の35%を占める有力債権団が参加しなければ、アルゼンチンはデフォルト(債務不履行)を解決できない。修正案を拒否すれば他の債券保有者の参加を促すことはできず、協議は失敗する可能性がある」と語った。

債権者らと法的な対立による損害を避けるためにも、今回の合意はアルゼンチン政府にとって重要になる。同国は今年5月に9度目のデフォルトに陥った。今年の経済は12%縮小し、2年連続の景気後退を余儀なくされるとみられる。

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