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街角景気6月は2カ月連続上昇、消費者の戻りや事業回復傾向で大幅改善


[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した6月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIは38.8と前月から23.3ポイントと過去最大の上げ幅を記録し、2カ月連続で改善した。DIの水準は、新型コロナウイルスの影響が出てくる以前の今年1月の41.9に近づいてきている。消費活動が徐々に活発化してきことや、需要や生産の底打ち、求人求職の増加などを映じて、企業動向関連、雇用関連、家計動向関連すべてでDIが上昇した。

内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」に修正した。前月は「悪化に歯止めがかかりつつある」としていた。

先行きについては「感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている」とした。

家計動向は、前月からの改善幅が26.9ポイントと大幅な回復傾向にある。「外出自粛が解除されたことで、客の動きが活発になってきている。10万円の給付金支給、キャッシュレス・消費者還元事業が6月で終了することも後押し」(北海道・百貨店)といった声が出ている。ただ「インバウンド需要はほぼ皆無で、まだ在宅勤務者も多いため、以前の来客数のレベルには戻っていない」(近畿・コンビニ)といった事業者もいる。

企業部門も15.4ポイントとやはり2桁の改善。「完成車メーカーの生産ラインがストップしており、部品供給の下請け会社も生産量が少なくなっている」(東海・輸送用機械器具製造業)など影響が大きい業種もあるが、「通信業界ではリモートやオンライン関係で需要増加が顕著」(北海道・通信業)などの声があがっている。

雇用関連も2桁の改善。「6月に入り、求人数が前月の倍、3カ月前との比較では同数の注文数になっている。求職者も前月より増加」(九州・人材派遣会社)という

2─3カ月先をみる先行き判断DIは44.0で、前月から7.5ポイントの上昇。2カ月連続の上昇となった。

ただ、政府による観光キャンペーンへの期待もあるものの、第2波の感染拡大への懸念もあり、家計も企業も雇用関連も慎重な声は目立つ。

*内容を追加しました。

(中川泉 編集:田中志保)

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