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倒閣しか方法はない

菅政権の不透明度が増している。

TPP交渉への参加を巡って玉虫色の基本方針を決定したが、これは何も決めないのと同じ。

結局は、言葉の遊びで終わる。

八ッ場ダムについて、今後は一切「中止の方向性」という言葉には言及せず、予断を持たずに検証する」などという、これまた意味不明、決断先送りの方針が公表されたが、これでは菅内閣が何をしようとしているのかが分からない。

何も出来ないから、何もしないことにした、ということだろう。

小沢問題についても菅総理は何もしないようだ。

自分では手を汚したくない、ということだろうか。

尖閣ビデオの流出事件は、おそらく菅内閣の致命傷になる。

菅内閣が何もしようとしないから、義憤に駆られてビデオをユーチューブに投稿した人が現れたのだと思う。

何もしない菅総理に対する抗議だと私は思っている。

何も出来ない国会や国会議員に対する抗議ではないかとさえ思っている。

APECが開催されるが、日本にとっては何らの収穫もない会議になることを覚悟しておかなければならない。

中国政府やロシア政府の首脳との会談をしようがしまいが、中国やロシアとの関係が急激に好転したり、あるいは逆に悪化するようなことはない。

やってもやらなくても同じこと、というのは、APECにかけた時間や費用が何の効果も挙げないということだ。

私は、それを無駄、と言う。

菅内閣は無駄なことを惰性でやるだけの、やる気のない内閣になってしまった。

子供手当ての一部増額や朝鮮学校の無償化も無駄を承知でやるのだろう。

背骨のない内閣である。

民主党の若手の国会議員は、一部の例外はあるだろうが、私が衆議院議員の現職当時に知っていた自民党の若手の国会議員よりも明らかに勉強していない。

最早取り返しがつかないぐらいにひどい。

政治家が大過なく、とか、無難に、などと考えていたのでは、この国にはリーダーシップを握るものがいなくなる。

民主党内閣は、政権の座に座ることを自己目的化しているだけの保身の政権になっている。

何の魅力もない。

菅総理が無難にこの場を乗り切ろうとしているのであれば、野党のやるべきことはただ一つ。

倒閣である。

やる気のない内閣は、即刻退陣すべきである。

野党は、本気で倒閣に動かなければならない。

何とか安定した政治を作ってもらうために民主党と自民党の中のいい人たちが手を組んで、新しい政治勢力を作ってもらいたいと念願し、政界再編を訴えてきた私から見ても、今の菅内閣はひどい。

やる気のない内閣が続けば、それだけ日本の国益が損なわれる。

民主党の政権が続くのであれば、この際、難があるものの前原氏に政権を担ってもらわなければならないのではないかと考えている。

少なくとも前原氏には、政権担当のビジョンなり政策がある。私は、そう見ている。

前原氏は、この際決起すべきである。

菅総理はなんのかんの言いながら、結局前原氏の掲げる主要政策を全否定してきたということを前原氏は肝に銘じるべきである。

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