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予想通り無症状キャリアの国内移動が感染者数を再度増加〜やるならば東京の感染源(ホストクラブやキャバクラ)の営業自粛要請しかない

当ブログでは、6月24日のエントリーで「7月3日以降の動向」「国内の発生感染者数の動向は要注意」と警戒しています。

エントリーより該当部分を抜粋。

(前略)

これから東京アラート解除(6月12日)後の影響が6月26日以降から出現始め、さらに注目したいのが、県外移動制限解除(6月19日)後の影響が出現し始める7月3日以降の動向です。

国際的に見て、日本は新型コロナウイルスを十分に封じ込めていると高評価を受けている(一部海外メディアは「日本マジック」と報道している)わけですが、東京を中心に感染者が発生続けている(しかもじりじり数を増やしている)現状はしっかり警戒し続けなければなりません、油断をするわけにはいきません。

特に県外移動制限解除(6月19日)後の影響が出現し始める、これから2〜3週間の国内の発生感染者数の動向は要注意です。

(後略)

日本も油断できない、移動制限解除後の影響が出現するここ2〜3週間の発生感染者数に注目せよ より
https://kibashiri.hatenablog.com/entry/2020/06/24/130557

3日はこれまでに東京都で124人、鹿児島県で30人、埼玉県で26人、神奈川県で24人、大阪府で11人の感染が確認されるなど、各地で合わせて250人の感染が新たに発表されています。1日に発表される感染者の数が200人を超えるのは2か月前の5月3日以来です。

特に新たに124人感染確認した東京都は 2日連続で100人超です。

(関連記事)
国内感染者 2か月ぶり200人超 新型コロナ
2020年7月4日 1時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200703/k10012494421000.html

(関連記事)
東京都 新たに124人感染確認 2日連続で100人超 新型コロナ
2020年7月3日 21時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200703/k10012494021000.html

過去4週間の東京都の感染者数の発生動向を見てみましょう。


※『木走日記』作成

ご覧のとおり、週平均の一日当たり発生者数は、18.57人、34.00人、41.57人とじりじりと増加傾向にあり、直近一週間は75.29人と、18.57人から4倍以上の急増を示しています。

都の説明にあるように、PCR検査の数の増加、症状のない人の拾い出し含めて20代・30代を中心に患者が増えるのは当たり前なのですが、これだけの増加は、それだけでは説明がつきません。

検査の陽性率も上がっています。

やはり、県外移動制限解除(6月19日)後の影響が出現し始めたと考えるのが自然ではありましょう。

さて、東京都の発生数を時間軸を伸ばして俯瞰的にとらえてみます。


※『木走日記』作成

東京都によりますと、3日、都内で新たに124人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。都内で1日の感染の確認が100人以上となるのは、2日の107人に続いて2日連続です。

東京都は3日、都内で新たに10代から90代の男女合わせて124人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の感染の確認が100人以上となるのは、2日の107人に続いて2日連続です。

また、120人以上となるのは、154人が確認された大型連休中のことし5月2日以来、およそ2か月ぶりです。

さて、少し詳細の数字をおさえておきます。

124人のうち、20代と30代は合わせて97人で、全体の78%を占めています。

124人のうち、84人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、40人は今のところ感染経路が分かっていません。

124人のうち58人はホストクラブなど近い距離での接客を伴い、夜間、営業する飲食店の関係者で、新宿エリアが48人、池袋エリアが3人だということです。

このほか福祉施設と医療機関での感染が5人、家庭内での感染が2人、友人などとの飲み会を通じての感染が9人、職場内での感染が6人などとなっています。

そして検査の陽性率も上がっています。

感染者数の増加に伴って、東京 新宿区にあるPCR検査スポットでは、検査を受けた人の陽性率が再び高くなってきています。

東京都医師会の角田徹副会長によりますと、新宿区にあるPCR検査スポットでは、かかりつけ医からの紹介を受けて1日あたり100件から140件ほどのPCR検査を行っていますが、陽性になるケースが増えているということです。

先月22日からの1週間の平均で、陽性率は20%を超えて22.5%とその前の週より5ポイント以上高くなったということです。

新宿区のPCR検査ではことし4月ごろのもっとも高い時は、陽性率がおよそ40%まであがりましたが、その後大型連休が明けた5月上旬には0.7%まで下がっていました。

陽性率が高くなっているということは、夜の街だけではなく市中に感染が広がってきている可能性があります。

PCR検査の数の増加、症状のない人の拾い出し含めて20代・30代を中心に患者が増えるのは当たり前なのですが、これだけの増加は、それだけでは説明がつきません。

やはり、県外移動制限解除(6月19日)後の影響が出現し始めたと考えるのが自然でありましょう。

今回の新型コロナウイルスのたちの悪い特性のひとつが、感染者の8割が無症状でありかつウィルスを保持したままそのような無症状キャリアが国内移動を繰り返せば、感染者を再び増やしてしまうことです。

無症状キャリアの国内移動が感染者数を再度増加させる、これは日本だけでなくアメリカなど世界各国で発生している現象です。

そしてアメリカなどでは、感染拡大を防ぐための措置が再び強化されています。

(関連記事)
米 コロナ感染拡大防止措置 再び強化 独立記念日含む3連休で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200704/k10012495281000.html

まとめます。

自由移動を認める限り、つまり感染者の8割が無症状でありかつウィルスを保持したままそのような無症状キャリアが国内移動を繰り返せば、感染者を再び増やしてしまうことは自明です。

懸念されるのは、20代・30代を中心に無症状キャリアが東京から国内各所に拡散され、各地で感染者を増やしてしまうことです。

アメリカでは、複数の州でレストランの店内営業が再び禁止したほか、南部のテキサス州では、マスク着用の義務化、ロサンゼルス近郊のサンタモニカでは、観光名所の海岸や桟橋が閉鎖され、地元の警察のパトカーやヘリコプターが見回りにあたっているそうです。

日本の感染者を抑制するには東京からの無症状キャリアの移動を抑制するしかありません、そして東京の感染者数を抑制するためには、発生源のひとつである新宿や池袋の現状を検討すれば、今ならばズバリ接待を伴う夜のお店、ホストクラブやキャバクラなどの営業自粛しかありません。

私は、これ以上日本経済を萎縮するような再度の緊急事態宣言のような国全体に影響するような大きな措置は支持しません。

しかし、これ以上の感染拡大を防ぐには、地域・業種を絞っての自粛要請は仕方ないと思っています。

このウイルスとの戦いには完封勝利はありえません。

おそらくワクチンができるまでは、経済活動を活性化しつつ、発生者数の動向を徹底的に監視しながら、感染者数が増加しないように必要に応じて疫学的対処をすることを繰り返していくのでしょう。

(木走まさみず)

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