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「東京アラート」は「パフォーマンスアラート」

感染者100人でアメリカ以上に騒ぐ日本

 東京における1日のコロナ感染者数が100人を超えたということで、案の定、騒ぎになっているようだ。

 テレビに出演している専門家やコメンテーターの中には、しきりに「第2波」という言葉を用いて注意喚起している人がいるようだが、こんなのはまだ「第2波」とは呼べないだろう。「第2波」であっても「第2波」でなかっても「第2波」という言葉を入れておけば、どちらに転んでも言い訳ができるとでも思っているのだろうか。

 現状、東京における実質的なコロナ感染者はおそらく数万人はいると思われる。その中の一部の人が検査を受けて感染が判明したというだけの話だと思われるのだが、感染者数が3桁になったことが途方もなく危険であるかのような報道には違和感しか感じられない。

 海を隔てたアメリカでは1日の感染者数が40000人を超えたと言われている最中、僅か100人の感染者が出たことでアメリカ以上に騒ぐ必要性がどこにあるのか甚だ疑問ではある。緊急事態宣言が解除されて多くの人々が普通の生活を行っている状態で感染者100人は奇跡的に少ない数値だと思われるのだが、そうは考えない人が多いようだ。

 これが感染者ではなく死亡者100人なら理解もできようものだが、ほとんどが自覚症状のない感染者ときている。誤解を恐れずに言えば、この程度なら高熱が出るインフルエンザよりも軽症であり風邪とほとんど変わらないとも言える。風邪をひいている人が都内で100人出ただけで大騒ぎしているようなものかもしれない。

「東京アラート」という巨大な「赤信号」

 以前のブログ記事で「30人程度の感染者で東京アラートを出すのは早過ぎる」と書いたが、100人でも全く必要ないと思う。
 そもそも、「東京アラート」を出したからといって、それで感染者が減少するわけでもない。これだけマスメディアが「コロナ」「コロナ」と必要以上に危機を煽っているのだから、人々はもう十分過ぎるほどに注意している。そんな状況下で、わざわざ「東京アラート」を出したからといって、人々の行動に何か大きな変化が表れるというわけでもない。
【関連記事】「東京アラート」発動は時期尚早

 「東京アラート」というのは、実質的には単なる「パフォーマンスアラート」にしかなっておらず、自宅にテレビもパソコンもスマホもラジオも無いような人にしか意味を為さない極めてアナログ的な警告灯に過ぎない。もし為政者が、“青信号が赤信号に変われば人々は動きを止める”と考えているのだとすれば、国民を馬鹿にし過ぎているのではないかとさえ思える。

 しかし、日本はつくづく運の良い国だと思う。アメリカの1日の感染者40000人と日本の1日の感染者100人がそっくりそのまま入れ替わっていたとすれば、一体どうなっていたのかを考えるだけでゾ~ッとして背筋が寒くなる。第2波がそうならないことを祈るばかりだが、それだけの危機的状況となれば、日本の政治家はリーダーシップを発揮できるのだろうか?

 1日に40000人もの感染者が出ている状況下で、冷静に経済活動を優先させることのできるトランプのような政治家が日本にいるだろうか? 現在の状況を観ていると、ほとんどの政治家が匙を投げて逃げ出すのではないかと心配になる。

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