- 2020年07月03日 11:38
【東京都知事選】選挙当日に都合がつかない場合は期日前投票がおすすめ もちろん手ぶらでもOK

7月5日(日)には、2020年東京都知事選挙がおこなわれます。選挙当日は仕事で忙しい、新型コロナウイルス感染症を避けるため混雑しそうな当日は避けたいという方のために、告示日翌日の6月19日から7月4日のあいだにできるのが「期日前投票」です。
前回都知事選と比較して期日前投票が増加
今回の選挙では、2016年におこなわれた前回の都知事選と比べ、期日前投票が増えているといいます。それを裏付けるように6月29日、東京都選挙管理委員会は6月19日〜6月28日の10日間の期日前投票者数を484,664人と発表しました。この数字は前回同時期の461,067人と比較して2万人ほど増加しています。
期日前投票の利用者数は近年増加傾向にあり、2017年の衆院選では2100万人以上の有権者が利用したと総務省が発表しています。また投票率の低かった2019年の参院選でも1706万人が利用し、参院選としては過去最高の利用者数を記録。今回の選挙は新型コロナ下でおこなわれることもあり、引き続き利用者数が伸びるのではないかと考えられています。
期日前投票は手ぶらでもOK 持ち物なしでも投票できる
選挙当日の投票が手ぶらでもできるというのはよく知られていますが、期日前投票ももちろん手ぶらでOKです。
投票所に行って、受付で投票所入場整理券を持っていないことを伝えれば、期日前投票のための用紙を渡してもらえます。これに氏名や住所などを記入して提出。しばらくすると名前を呼ばれるので、あとは候補者の名前を書いて投票するだけです。
ただし、場合によっては本人確認をすることもあるため、運転免許証や保険証などを持っているともしもの時も安心です。また、直近で都内の別の区市町村に転出をした場合は「住民票の写し」や「引き続き都内に住所を有する旨の証明書」があれば、前の住所地の投票所で期日前投票をすることができます。いずれにせよ、現住所と以前の住所が記載されている運転免許証を持っていれば問題ありません。こうしたケースでは確認に時間がかかることもあるため、投票所入場整理券を持参したほうがスムーズに投票することができると選管は案内しています。
なお、投票したあとに申告すれば期日前投票をした場合でも「投票済証明書」をもらうことができます。もし近所で「選挙割(投票済証明書を見せると割引してもらえるサービス)」のようなサービスをしているお店があれば、活用してみるのもよいでしょう。

投票所も新型コロナ対策 鉛筆持ちこみが可能に
あわせて今回の選挙では、投票所の新型コロナ対策もおこなわれています。都選管は混雑を避けるため期日前投票を呼びかけているほか、アルコール消毒やマスクの着用、換気などをしているといいます。
また投票時に使用する鉛筆は不特定多数の人が触れるため、今回の選挙では鉛筆の持参が認められています。鉛筆の消毒も定期的におこなっているとはいいますが、新型コロナの感染が不安な方は、自分の鉛筆を使いましょう。
いよいよ間近に迫った都知事選、当日の都合がつかないという方は、ぜひ期日前投票に行ってみてください。
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