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- 2012年09月16日 10:12
代替医療 正しい医療の否定 医療者、マスコミの啓蒙活動も必要
ツイッターでまちがった医療情報を流していた方に
と医療のプロとしておかしいですよと返信したら、
と返されましたので、
と返したところ
と返されてブロックされました。
この方に、他の医師、今年のMRSA関連の論文をしっかり読んでいらっしゃる感染症のプロの医師も反論していました。
癌患者さんに抗MRSA薬を使うなと言うこの方の医学的にはおかしいツイートに返事をされたところ
と医師を非難するツイートを返してブロックしたようです。
議論ができなくなると正しい意見を述べる事ができないため論点をすり替えるといった対応ですが、この方には8000人ぐらいフォロワーがいるそうです。
あやまった医療情報が共有されることを危惧します。
(ちなみにPCではブロックされていますが、携帯、スマホではされないというあらたなツイッターのシステム問題がみつかった事を記載して置きます。)
最近の情報過多のこの時代、本当にこのような方が増えてきています。
身内の方の経験と言った一部で正しい事象をみんなに教える事は構わないのですが、坊主憎けりゃ袈裟までといった構図で、正しい医療すら否定してしまうことは明らかに間違いです。
ブログランキングの画面にも、民間病院の免疫療法などの広告がよく出てきています。その他健康食品をはじめとする代替医療はかなり広がってきています。
学会長推薦、免疫治療の第1人者、といったきらびやかな美麗字句が広告されていますが、「新型うつ病」は首に原因とする学会発足 雅子さまも? 脳科学の時代にと同様に、このほとんどが残念ですが効果はさほど期待できないものです。(値段はかなり高めですが)
悪性新生物の治療というものは、完全寛解(CR)を目指して治療をおこない治癒を目指すものだけではなく、部分寛解(PR)、安定(SD)を目指す治療が存在し、現在は緩和療法を同時並行で実施しながら患者さんがなるだけ苦しくないように、いい生活が送れるように頑張っています。
安定(SD)を目指す治療において代替医療を私は否定しませんし、今までも丸山ワクチン等を患者さんに打つ事を止めたりはしたことはありません。(ちなみに現在膀胱癌の治療に丸山ワクチンの原理が使われています)
しかし残念ながら、今までも何回も言ってきましたが、現代の医療には限界があります。
いつか人間は死を迎えます。その一番多い理由が癌です。その原因は遺伝子異常。その原因は多くは加齢です。
ただ奇跡といわれる不思議な事象は人間の病気といったものには必ず起きます。
重篤な感染症を契機に白血病が治った人(どれだけ抗癌剤をいれてもよくならなかった若年者)や、心不全を契機に骨髄腫が安定した人(一度はもう何もできませんと家族に説明した高齢者)。
この約20年の間に少なからずの奇跡を経験させていただきました。
と同時に自分の得た誤った情報を信じて、正しい医療を受けずにお亡くなりなったかたも同じくらい経験させていただいています。不徳の致すところです。
健康食品をはじめ代替医療を完全には否定はしませんし、それに走る患者さんや家族の気持ちもわかります。
私は、その代替治療を受ける際にこの点を聞いてからはじめる事をおすすめします。
1 この病気の人が何人この治療を受けていて、そして50%の人がお亡くなりになるのに何年(何ヶ月)かかりますか。
2 エビデンスはどのレベルなのですか?
上2つは学問的ですが
3 治療を受けた人はどれだけの割合の人が満足されていますか?
これはQOLの意味から重要です。(改ざんデータを出されるかもしれませんが)
そして一番大事なのが
4 状態が悪化した際にはどのような対処をしていただけるのですか?
この4番目の質問にしっかりと答えてくれる医療施設は、たとえ治療に効果がなくても納得できます。お金だけとって治療をおこない、悪くなったら他のところでといったやりっ放し医療施設は避けましょう。
医療というものは確率を考え、天秤にかけて、その是非を決定します。
この治療をする事が間違いなく正しい事だと90%以上の医師が納得している医療を受けない事は、絶対におすすめしません。(100%にできない事実が今の現代医療の限界なんです)
そしてそのことを医療者達が、患者さんや家族にしっかり説明し、説得しなければいけないと理解しています。
でもこうやって患者さんは弱くて正しい、医師は強くて間違っていると決めつけ、けんかされても仕方がないんですが。
こういう患者さんや家族を診療すると、疲れが倍増するんですよね。
自分の考えに合う先生のところに言っていただくことをおすすめしたいんですが、おせっかいな私は、患者さん達を説得しようとしちゃうんですよね。
まちがった医療は受けて欲しくないというプロとしての誇りなんですが。
放射線のところでも言ってきた事ですが、専門家が信頼されなくなっているいい例です。
医療者として医学的におかしい事を広める事はおやめになることをすすめます。一面だけをとらえ、結果だけ責めても解決にはなりません。医療者不信は簡単にはとれないと思いますが、初診時のボイスレコーダーをはじめ、萎縮を助長させています。
と医療のプロとしておかしいですよと返信したら、
この国は「お医者様」信仰の行き過ぎのほうが遥かに問題です。正しい医療者を判別できるようになるべきです
と返されましたので、
正しい医療者とはあなたにとってどのようなものですか。患者さんが医学的に間違った事を言ってもおこらずに、やさしく対応し、他の重症の患者さんを待たしてもあやしてくれる方ですか。そういう方をお望みなら、今の日本の保健医療の中にはいないと思います。
と返したところ
患者の方が医学的に必ず間違っているという前提が既におかしい。会話の次元が低過ぎて話にならんわσ
と返されてブロックされました。
この方に、他の医師、今年のMRSA関連の論文をしっかり読んでいらっしゃる感染症のプロの医師も反論していました。
癌患者さんに抗MRSA薬を使うなと言うこの方の医学的にはおかしいツイートに返事をされたところ
こいつの言う事信じた順にひどい目にあう。医療業界でMRSAがどういう代物か知れ渡ってる。80〜90年代に広まった論文を丸呑みするとこの人のいう通りになります。そこでは宿主扱いで俳人(廃人?)にされるリスクは無視。
と医師を非難するツイートを返してブロックしたようです。
議論ができなくなると正しい意見を述べる事ができないため論点をすり替えるといった対応ですが、この方には8000人ぐらいフォロワーがいるそうです。
あやまった医療情報が共有されることを危惧します。
(ちなみにPCではブロックされていますが、携帯、スマホではされないというあらたなツイッターのシステム問題がみつかった事を記載して置きます。)
最近の情報過多のこの時代、本当にこのような方が増えてきています。
身内の方の経験と言った一部で正しい事象をみんなに教える事は構わないのですが、坊主憎けりゃ袈裟までといった構図で、正しい医療すら否定してしまうことは明らかに間違いです。
ブログランキングの画面にも、民間病院の免疫療法などの広告がよく出てきています。その他健康食品をはじめとする代替医療はかなり広がってきています。
学会長推薦、免疫治療の第1人者、といったきらびやかな美麗字句が広告されていますが、「新型うつ病」は首に原因とする学会発足 雅子さまも? 脳科学の時代にと同様に、このほとんどが残念ですが効果はさほど期待できないものです。(値段はかなり高めですが)
悪性新生物の治療というものは、完全寛解(CR)を目指して治療をおこない治癒を目指すものだけではなく、部分寛解(PR)、安定(SD)を目指す治療が存在し、現在は緩和療法を同時並行で実施しながら患者さんがなるだけ苦しくないように、いい生活が送れるように頑張っています。
安定(SD)を目指す治療において代替医療を私は否定しませんし、今までも丸山ワクチン等を患者さんに打つ事を止めたりはしたことはありません。(ちなみに現在膀胱癌の治療に丸山ワクチンの原理が使われています)
しかし残念ながら、今までも何回も言ってきましたが、現代の医療には限界があります。
いつか人間は死を迎えます。その一番多い理由が癌です。その原因は遺伝子異常。その原因は多くは加齢です。
ただ奇跡といわれる不思議な事象は人間の病気といったものには必ず起きます。
重篤な感染症を契機に白血病が治った人(どれだけ抗癌剤をいれてもよくならなかった若年者)や、心不全を契機に骨髄腫が安定した人(一度はもう何もできませんと家族に説明した高齢者)。
この約20年の間に少なからずの奇跡を経験させていただきました。
と同時に自分の得た誤った情報を信じて、正しい医療を受けずにお亡くなりなったかたも同じくらい経験させていただいています。不徳の致すところです。
健康食品をはじめ代替医療を完全には否定はしませんし、それに走る患者さんや家族の気持ちもわかります。
私は、その代替治療を受ける際にこの点を聞いてからはじめる事をおすすめします。
1 この病気の人が何人この治療を受けていて、そして50%の人がお亡くなりになるのに何年(何ヶ月)かかりますか。
2 エビデンスはどのレベルなのですか?
上2つは学問的ですが
3 治療を受けた人はどれだけの割合の人が満足されていますか?
これはQOLの意味から重要です。(改ざんデータを出されるかもしれませんが)
そして一番大事なのが
4 状態が悪化した際にはどのような対処をしていただけるのですか?
この4番目の質問にしっかりと答えてくれる医療施設は、たとえ治療に効果がなくても納得できます。お金だけとって治療をおこない、悪くなったら他のところでといったやりっ放し医療施設は避けましょう。
医療というものは確率を考え、天秤にかけて、その是非を決定します。
この治療をする事が間違いなく正しい事だと90%以上の医師が納得している医療を受けない事は、絶対におすすめしません。(100%にできない事実が今の現代医療の限界なんです)
そしてそのことを医療者達が、患者さんや家族にしっかり説明し、説得しなければいけないと理解しています。
でもこうやって患者さんは弱くて正しい、医師は強くて間違っていると決めつけ、けんかされても仕方がないんですが。
こういう患者さんや家族を診療すると、疲れが倍増するんですよね。
自分の考えに合う先生のところに言っていただくことをおすすめしたいんですが、おせっかいな私は、患者さん達を説得しようとしちゃうんですよね。
まちがった医療は受けて欲しくないというプロとしての誇りなんですが。
放射線のところでも言ってきた事ですが、専門家が信頼されなくなっているいい例です。



