記事

政府系ファンド、危機管理体制に問題=調査

[ロンドン 1日 ロイター] - 政府系ファンド専門の金融助言会社グローバルSWFは1日、新型コロナウイルス流行への対応など、危機管理体制が整っていない政府系ファンドが多いとの報告書をまとめた。

一部の政府系ファンドは、新型コロナの収束後も、政府による資金の引き揚げ、資金繰りの悪化、合併のリスクがあるという。

報告書は、政府系ファンド上位100社について、市場の暴落や資金の引き揚げといったリスクへの対応能力を示す「耐性」が低いと分析。「耐性が重大な懸念要因だ」と指摘した。

同社は、強力な危機管理体制があるか、戦略的な資産配分を行っているか、長期的に資金の枯渇を回避する対策を講じているかといった観点から政府系ファンドの耐性を判断した。

政府系ファンドは、会計や収益率の透明性といった「ガバナンス」や、環境保護活動や社会貢献活動といった「サステナビリティー(持続可能性)」といった分野では、相対的に高い評価を得た。

25の基準に基づく総合的な判断では、オーストラリアのフューチャー・ファンドとニュージーランドのNZスーパー・ファンドが最も透明で、持続可能性が高く、耐性も高かった。

中東の政府系ファンドは、総じて評価が低かったが、アブダビのムバダラとアブダビ投資庁、サウジアラビアを拠点とするアラブ石油投資会社(APICORP)は50%以上のスコアを獲得した。

サウジのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は100社中79位。モンゴル、キプロス、ブルネイの政府系ファンドや、リビア投資庁、オマーン投資基金も評価が低かった。

報告書は、一部の政府系ファンドの影響力が過小評価されているとも指摘。アブダビ投資庁の運用資産は7100億ドル、シンガポール政府投資公社(GIC)の運用資産は5900億ドルという。カタール投資庁の運用資産は3450億ドル、最近設立されたオマーン投資庁の運用資産は310億ドルだった。

トピックス

ランキング

  1. 1

    GoToで客殺到 高級ホテル避けよ

    内藤忍

  2. 2

    小沢氏の「政権獲得」宣言に呆れ

    早川忠孝

  3. 3

    「時代劇」半沢直樹を楽しむ方法

    大関暁夫

  4. 4

    貧乳OK巨乳NG 仏美術館で騒動に

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  5. 5

    枝野氏は共産党と組む覚悟が必要

    毒蝮三太夫

  6. 6

    エアロゾル警告を撤回「誤掲載」

    ロイター

  7. 7

    風俗に「堕ちる」女性たちの事情

    NEWSポストセブン

  8. 8

    靖国参拝は「韓国への迎合不要」

    深谷隆司

  9. 9

    政権狙う? 連立動かぬ野党に疑問

    紙屋高雪

  10. 10

    岸部四郎さんの壮絶な借金地獄

    文春オンライン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。