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環境配慮政策って嫌い

今日からレジ袋の有料化が始まった。プラスチック廃棄物を減らすための政策だそうだ。この動きに対して、何か変だと感じるのは僕だけだろうか。

ESG(E=環境、S=社会、G=企業統治)が声高に叫ばれている。最近の日経新聞を開いていると、株価欄の数字の羅列を除いた記事のボリュームよりも、ESGやSDGs(グローバルな環境や社会問題の解決を含め、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」)に関する講演やコマーシャルの紙面の方が多いと感じてしまう。

へそ曲がりな者が思うに、「これって、やりすぎ、流行の追いかけすぎ」である。その裏で、「もっと重要な何かを見逃しているのではないか」と、不安感や一種の憤りの原因となってしまう。

二酸化炭素排出量やプラスチック廃棄物の量を減らそうという行動に、何も反対してはいない。中国やインドに行くと、大気の汚さに衝撃を受け、やがて体調を崩す。中国やアフリカなどを旅行すると、プラスチックの袋が砂漠の花、水中の花と咲いている。ガラパゴスにも多くのプラスチックのゴミが流れ着いていた。歪んだ経済成長の象徴である。

だから、「何とかしたれや」と本気で思う。この思いからすると、二酸化炭素の排出やプラスチック廃棄物に関する環境運動には賛成である。その一方で疑問が生じるのは、「二酸化炭素」、「プラスチック廃棄物」と叫びまくることへの反発だろう。とくに先進国で豊かな生活を享受している者が、その豊かな生活に浸かったまま大声を上げるのは、S(社会)の観点に反する可能性が大きい。

大声を上げるのであれば、たとえば都会から農村に移り住み、そこで自給自足に近い生活を送るべきである。シャワーも、明るい電球も、テレビも控えるべきであり、日の出とともに起き、日の入りとともに眠る生活を楽しむべきである。発展途上国をもっと支援し、環境と社会に配慮しつつ、現在の先進国とは一味違う経済システムを親身になって考えるべきである。

身近なレジ袋の問題を取り上げても、多くの疑問が生じる。買い物をしていると、意図せずに手に入れるプラスチック製品がある。トレーであり、菓子類などの包装である。レジ袋を削減するよりも、これらのプラスチック製品を削減したほうが、はるかに効果が大きい。では今、誰が、トレーや包装からプラスチック製品を排除しよう動いているのか。

特定の状態にだけ目を向け、それを槍玉に挙げて徹底的に叩くのは、転がるボールに群がる下手なサッカーと同じだ。もっと視野を広くし、ESGやSDGsを語らなければならない。そうではなく、ESGやSDGsの一側面だけを主張するのは騒音でしかない。それが新聞なら、紙面の無駄であり、伐採した木材という資源の浪費である。つまり、自然破壊の片棒を担ぐだけだと思えてならない。

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