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米ボーイング、737MAXの主な設計変更を当局に伝えず=政府報告書


[ワシントン/シアトル/シカゴ 30日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>が相次ぐ墜落事故を受け運航停止となっている737MAX型機を巡り、事故原因とされる主要な飛行制御システムの変更を詳細に説明する認証資料を米連邦航空局(FAA)に提出していなかったことが分かった。政府の報告書をロイターが確認した。

報告書によると、「MCAS」として知られる飛行制御システムは、ボーイングがFAAに対して既存の速度調節システムの修正版と説明したため、「重点分野」ではなかった。

米運輸省監察官室による52ページの6月29日付報告書は7月1日に公表される見通し。737MAX型機の開発・認証過程でボーイングとFAAの双方が犯したミスを露わにした。

FAAはコメントを避けた。

運輸省監察官からは今のところコメントを得られていない。

ボーイングの広報担当者は、自社が安全強化措置を取ってきたほか、透明性にコミットしていると説明。「MAX型機が運航再開する際には、史上最も徹底的に検査された航空機の1つとなるだろう。われわれはその安全性に完全な自信を有している」と述べた。

監察官報告書は737MAX型機の承認を巡る責任を追及。一方、司法省は刑事捜査を進めている。

737MAX型機はエチオピアとインドネシアで起きた墜落事故で計346人の犠牲者を出し、2019年3月以降、世界的に運航が停止されている。

ボーイングの失速防止システム「MCAS」は両方の墜落事故で原因になったと指摘されている。

監察官報告書は2012年1月の認証プロセス初期フェーズから2回目の墜落事故までの活動を詳述。また、ボーイングの経営陣から安全性認証を手掛けている従業員に対する「過度の圧力」の申し立てについても説明。ただ、過度の圧力に関して「公式に伝えられた」全ての実例は「満足のいく対応がなされた」と付け加えている。

運輸省は6月8日に提出された報告書案に関するコメントの中で、監察官室が年内にFAAに勧告書を出すとした。

FAAは現在、今週に行われる一連の試験飛行期間中にMCASの更新版を評価。国内における年内の運航再開につながる可能性がある。

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