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NY市場サマリー(30日)ドルまちまち、米株続伸

[30日 ロイター] - <為替> ドルが下落。ただ日中は前日終値をはさみ一進一退となった。米金融当局者の公聴会での証言で弱気な発言が乏しかった一方、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は国内の新型コロナウイルス流行に関する厳しい見通しを示した。[nL4N2E74MU][nL4N2E74DA]

ドルはユーロや円に対して上昇したが、ポンドやスイスフランのほか、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルなどのコモディティー通貨に対して売られた。

ドル指数は午後序盤の取引で97.380まで下落。四半期では1.6%、月間では約1.0%の下げとなった。月間の下落率は昨年12月以来の大きさだった。

バノックバーン・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「ドルの上昇は6月10日から始まっており、もう一段の上昇が期待できる」と指摘。きょうでPPPが終了するなど7月に入れば不確実性がやや高まると述べた。

ドルは対円<JPY=EBS>で0.3%高の107.93円。

ユーロは1.1234ドルに下落。欧州連合(EU)統計局が30日発表したユーロ圏の6月のコア消費者物価指数が前年比1.1%上昇と5月の1.2%から減速した。[nL4N2E72OO] ただ、ユーロは四半期で1.6%上昇。月間では0.9%上昇した。

ポンドは対ドル<GBP=D3>で0.2%高の1.2328ドル。英国立統計局(ONS)が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値が前期比2.2%減少したことを受け、序盤は下落していたが、切り返した。

スイスフランは対ドル<CHF=EBS>で0.5%高の0.9467フランとなった。

<債券> 月末特有の調整が入ったことでボラティリティーがやや高まる中、長期債を中心に国債利回りが上昇した。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは1.7ベーシスポイント(bp)上昇の0.6528%。5年債<US5YT=RR>利回りは0.266%と過去最低水準を更新した後、終盤の取引では0.2862%と、上昇幅は0.5bp以下にとどまっている。

市場関係者は、国内の新型コロナウイルス感染拡大で米景気回復がどのような影響を受けるのか注視している。

連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はこの日に行った下院金融委員会での証言で、経済の道筋の不確実性は極めて高いとの見方を示した。[nL4N2E6498][nL4N2E74MU]

2年債と10年債の利回り格差<US2US10=TWEB>は49.90bpと、前日終盤から2.8bp拡大した。

<株式> 続伸し、ダウ平均株価<.DJI>は217ドル高で終了。経済指標の改善が買いを後押しした。[nL4N2E747G]S&P総合500種指数<.SPX>は四半期ベースで19%強値上がりし、1998年以降で最大の伸びを記録した。

ダウ平均の伸びは四半期で約18%と87年以降で最大。ナスダック総合指数<.IXIC>も30%強と99年以降で最大となった。一方、S&P500は6月全体では2%の伸びにとどまったほか、年初来では依然として約4%の値下がりとなっている。

6月の米消費者信頼感指数が改善し、コロナ禍による景気の落ち込みにひとまず歯止めがかかった格好だが、感染再拡大が回復の道筋を阻害する恐れもあり、先行きへの不安は根強い。FRBのパウエル議長もこの日の議会証言で、経済の道筋は「著しく不透明」だと強調した。[nL4N2E74MU][nL4N2E74DA]

航空機大手ボーイング<BA.N>は5.75%安。ノルウェーの格安航空会社(LCC)ノルウェー・エアシャトル<NWC.OL>はボーイング製の航空機97機の注文をキャンセルしたと明らかにし、737MAX型機の運航停止および787型機のエンジン問題を巡りボーイングに補償を求める考えを示した。[nL4N2E7085]

配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.N>は4.9%高。食事配達のポストメイツの買収に向け協議中と報じられた。

<金先物> 新型コロナウイルスの感染再拡大に対する根強い警戒感を背景に、3営業日続伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比19.30ドル(1.08%)高の1オンス=1800.50ドルと、中心限月としては2011年9月以来約8年9カ月ぶりの 高値となった。

米中対立の激化も懸念要因。中国の全国人民代表大会(国会に相当)常務委員会は30日、香港への統制を強化する「香港国家安全維持法」を全会一致で可決、成立させ、同法は即日施行された。トランプ米政権は対抗措置を次々と打ち出しており、対中圧力を一段と強める可能性もある。

こうした中、安全資産とされる金の需要が高まり、金相場は急伸。8月物は一時1804.00ドルの高値を付けた。清算値は月間ベースで2.79%高となった。

<米原油先物> 新型コロナウイルスの感染再拡大などへの懸念から反落。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.43ドル(1.1%)安の1バレル=39.27ドルとなった。9月物は0.47ドル安の39.34ドルだった。

ニューヨークなど北東部3州は30日、感染者の多い他州からの訪問者に2週間の自主隔離を求める措置について、対象を従来の8州から16州に倍増させた。旅行などでの人の動きが停滞し、エネルギー需要が落ち込むと嫌気された。内戦のため1月以降ほぼ停止していたリビアの原油輸出が再開する可能性があると伝わったことも供給過剰懸念につながった。

ドル/円 NY終値 107.92/107.95 <JPY21H=>

始値 107.72 <JPY=>

高値 107.98

安値 107.53

ユーロ/ドル NY終値 1.1231/1.1235 <EUR21H=>

始値 1.1207 <EUR=>

高値 1.1261

安値 1.1192

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 96*01.50 1.4127% <US30YT=RR>

前営業日終値 96*18.50 1.3900%

10年債(指標銘柄) 17時00分 99*22.00 0.6577% <US10YT=RR>

前営業日終値 99*28.50 0.6360%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.00 0.2878% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*27.00 0.2810%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.13 0.1544% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*29.75 0.1600%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25812.88 +217.08 +0.85 <.DJI>

前営業日終値 25595.80

ナスダック総合 10058.77 +184.61 +1.87 <.IXIC>

前営業日終値 9874.15

S&P総合500種 3100.29 +47.05 +1.54 <.SPX>

前営業日終値 3053.24

COMEX金 8月限 1800.5 +19.3 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1781.2

COMEX銀 9月限 1863.7 +57.3 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1806.4

北海ブレント 8月限 41.15 ‐0.56 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 41.71

米WTI先物 8月限 39.27 ‐0.43 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 39.70

CRB商品指数 137.9715 +0.9338 <.TRCCRB>

前営業日終値 137.0377

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