- 2020年06月29日 15:31
韓国政府、ユネスコに日本の世界遺産登録取り消しを要求〜事実を軽んずる韓国政府による歴史への不当な介入を許すな
1/2まずは大事なことなので事実だけ時系列に整理しておきます。
ここに来て、韓国が「日本が約束を破った」と叫んでいる、日本がユネスコに対してした「約束」、これについて正確に検証しておきましょう、ユネスコの第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言を外務省が公式サイトで公開しています。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定
(第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言について)議長,
日本政府を代表しこの発言を行う機会を与えていただき感謝申し上げる。日本政府としては,本件遺産の「顕著な普遍的価値」が正当に評価され,全ての委員国の賛同を得て,コンセンサスで世界遺産登録されたことを光栄に思う。
日本政府は,技術的・専門的見地から導き出されたイコモス勧告を尊重する。特に,「説明戦略」の策定に際しては,「各サイトの歴史全体について理解できる戦略とすること」との勧告に対し,真摯に対応する。
より具体的には,日本は,1940年代にいくつかのサイトにおいて,その意思に反して連れて来られ,厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと,また,第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる所存である。
【注1】
「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。【注2】
「厳しい環境の下で (under harsh conditions)」との表現は,主意書答弁書(参考)にある「戦争という異常な状況下」,「耐え難い苦しみと悲しみを与えた」との当時の労働者側の状況を表現している。【参考】
近藤昭一衆議院議員提出の質問主意書に対する答弁書(平成14年12月20日閣議決定)(抜粋)
「いわゆる朝鮮人徴用者等の問題を含め,当時多数の方々が不幸な状況に陥ったことは否定できないと考えており,戦争という異常な状況下とはいえ,多くの方々に耐え難い苦しみと悲しみを与えたことは極めて遺憾なことであったと考える。」日本は,インフォメーションセンターの設置など,犠牲者を記憶にとどめるために適切な措置を説明戦略に盛り込む所存である。
【注3】
「犠牲者」とは,出身地のいかんにかかわらず,炭坑や工場などの産業施設で労務に従事,貢献する中で,事故・災害等に遇われた方々や亡くなられた方々を念頭においている。日本政府は,本件遺産の「顕著な普遍的価値」を理解し,世界遺産登録に向けて協力して下さったベーマー議長をはじめ,世界遺産委員会の全ての委員国,その他関係者に対し深く感謝申し上げる。
【注4】
今回の日本代表団の発言は,従来の政府の立場を踏まえたものであり,新しい内容を含むものではない。【注5】
今回の日本側の発言は,違法な「強制労働」があったと認めるものではないことは繰り返し述べており,その旨は韓国側にも明確に伝達している。
重要なポイントはここ。
より具体的には,日本は,1940年代にいくつかのサイトにおいて,その意思に反して連れて来られ,厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと,また,第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる所存である。
で、「厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと」や「徴用政策を実施していたこと」を理解できるように「インフォメーションセンターの設置」を約束します。
日本は,インフォメーションセンターの設置など,犠牲者を記憶にとどめるために適切な措置を説明戦略に盛り込む所存である。
さて、ここに内閣官房の公式サイトがあります。
令和2年3月31日に「産業遺産情報センター」の開所式を実施したことを伝えています。
産業遺産情報センターの開所について
産業遺産に関する総合的な情報センターとして、同センターでは、平成27年7月にユネスコ世界遺産委員会において世界文化遺産として登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を中心とした産業遺産に関する情報発信を行って参ります。
なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、これまで臨時休館していましたが、令和2年6月15日(月曜日)より一般公開いたします。
つまり、ユネスコ世界遺産委員会において世界文化遺産として登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に関わる情報発信施設なのであります。
3月31日に開所式はしたものの、2ヶ月半の臨時休館を余儀なくされ、晴れて6月15日より一般公開となったのであります。
15日の一般公開開始に先立ち、前日の14日に報道陣に公開されます。
ここで朝日新聞が「朝鮮半島出身の徴用工に関し、虐待や差別は「聞いたことがない」とする元島民のインタビューが紹介されており、韓国が問題視する可能性」を大々的に報じます。
軍艦島元島民「徴用工差別、聞いたことない」施設で紹介
太田成美
2020年6月14日 22時16分
https://www.asahi.com/articles/ASN6G73DFN6GUTFK003.html
日本が韓国との約束を破ったという印象を与えるこの朝日新聞記事なのでありますが、事実の検証は後でするとして、朝日報道と同日の15日、早速、韓国政府は富田浩司 駐韓日本大使を召致し、日本が「強制徴用を歪曲」と強く非難します。
(関連記事)
韓国政府「強制徴用を歪曲」…日本の“産業遺産情報センター”に抗議
6/15(月) 15:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/495857a3e7005e0c26b1272df69e1da4b9c7166c
- 木走正水(きばしりまさみず)
- 新聞・テレビの報道分析が高い評価を受けている。



