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知らないアナタは損をした!? コロナ禍で生み出された、秀逸な新型オンラインエンタメ3選

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外出自粛が続いた期間で、自宅でも楽しめるオンラインエンタメが量産されました。今回はその中でも、現役放送作家が実際に体験して秀逸だと感じた「3つのコンテンツ」をご紹介します。


少しずつ再開し始めたエンタメ業界

Pixabay

6月19日、全国を対象に都道府県をまたぐ外出自粛が緩和されました。また東京都では6月12日から、ネットカフェ・パチンコ店・遊園地などへの休業要請も解除され、飲食店は朝5時から夜12時までの営業が可能に。もちろんまだまだ油断はできない状況ではありますが、徹底した自粛ムードから少しずつ元に戻ろうとする流れを実感しています。

テレビ業界も例外ではなく、6月19日をきっかけにロケや撮影を再開させた番組もかなり多いと聞きます。ただしどの放送局も厳しい条件を設定しています。出演者同士の距離はソーシャルディスタンスを守ること、スタジオでトークをする場合はアクリル板を挟むこと、大勢の人が集まる企画は避けること…など。大きな影響力を持つテレビ業界だからこそ、慎重に事が進められている印象です。

またテレビ以外の業界でも工夫をしながら、様々なエンタメが劇場などで実施されようとしています。たとえばオーケストラ。7月2日の主催公演開催を目指す「新日本フィルハーモニー交響楽団」は、感染症に詳しい医師のアドバイスを受けながら3段階の演奏スタイルを検討。試験演奏では指揮者と約70人の奏者がゴーグルとマスクを装着しビニールのついたてを設置。弦楽器は1.5メートル、管楽器は2メートルという細かな数値を設定した上で間隔を広げて演奏が行われました。

さらにお笑いライブも再開してきていますが、やはり客席の間隔をあける、最前列のお客さんにフェイスシールドの着用をお願いするなど徹底的な対策が取られているそうです。

制限があるからこそ、新しいエンタメが誕生

このように明るいニュースが届くようにはなりましたが、それでもコロナの影響を全く意識せず、どんな企画やイベントでも自由に実施できるようになるには、まだかなりの年月がかかりそうです。第2波がやってくるかもしれない、などと考えていると気が重くなるのが正直なところです。

そんな中で今回は、このコロナ禍で生み出された「秀逸なオンラインエンタメ」をご紹介したいと思います。何とかたくさんの人に喜んでもらいたいと、多くの作り手たちが様々なアイデアを形にしてきました。有名な芸人さんやクリエイター集団が、下手をすれば失敗して大恥をかくかもしれないのに果敢に新しいチャレンジをする様子は感動的ですらありました。

しかもそのどれもが「オンラインでもできる」ではなく「オンラインだからこそできる」という形になっていて、コロナが収束した後でも残り続けるのではないかと感じるものばかり。実際に僕が体験した感想も併せて書いていきたいと思います。

生活空間がエンタメ化!自宅探索型イベント「家にあるもので答えまSHOW」

SCRAP

「リアル脱出ゲーム」「謎解き」を世間に浸透させ、エンタメ業界でも確固たる地位を築きあげているSCRAP。コロナにより多くの人が自宅から出ない状態になっても、すぐさま数多くのオンライン企画を実施。中でも僕が実際に体験し、驚かされたのが「家にあるもので答えまSHOW」でした。

企画内容はいたってシンプル。数人でチームを組み、出題されるお題に対して「家にあるもの」で答えなければならない自宅探索型ゲーム。答えを思いついても「あぁ、先週捨ててしまった」など家にものが存在しなければ解答はできず、チームメイトがお互いの家にあるものを確認しあいながら頑張る仕掛けになっていました。

まず印象に残ったのは、徹底した準備と気配り。Zoomを使って開催されたイベントだったのですが、集合時刻に指定されたURLを使って入室すると、待合室のような部屋が用意されていました。そこにはBGMも流れていて、まるで本物のイベントに来た時のようなワクワク感がありました。

また、このイベントでは知らない人同士でチームを組むのですが、ゲーム開始前に自然と仲良くなれるように「お互いの家にあるもの」を確認させる段取りになっているなど、SCRAPが長い時間をかけて培ってきたノウハウがZoomでもしっかり反映されていたことに驚きました。

さらにイベントが始まった後も司会者の進行に合わせて画面共有を巧みに使いこなし、極めてスムーズにゲームが進行。「解答用紙に書き込む」「司会者の呼びかけに応じる」など、あらゆるアクションが求められましたが、参加者は誰一人として置いていかれることなく企画に没入することができました。

この頃はまだビデオ会議が浸透し始めていたくらいの時期で、やっと人々がZoom会議に慣れてきたレベル。そんな中でいち早く新しい技術に対応し、誰でも疑問なく使えるように様々な工夫を凝らしエンターテインメントに仕上げてきたチーム力に感服させられた参加者も多かったと思います。

もちろん企画内容も抜群。『オンラインイベントはお客さんが自宅にいて集中しづらい状況にあるから、なかなか臨場感が出しにくい』というのが通説でしたが「自宅にあるものを探す」という企画にすることで、日常生活空間そのものをエンタメ化。オンラインエンタメにありがちな「ただの視聴」ではなく「体験」になっており、あっという間に時間が過ぎていく感覚でした。そして何より、これはオンラインだからできることですが、日本全国から参加してくる人々が互いの自宅を繋いでお題を解いている状況はリアルなイベントよりも高い価値を感じる瞬間でした。

企画の力によって自宅をエンタメ化させるという試みは、コロナが収束した後も形を変えて次々と生み出されるのではないでしょうか。

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