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マーケット、上げ下げが激しくなるよ

われわれ長期投資家は目先の相場動向には、さして神経をつかわない。 大きく下げれば買うし、噴けば売り上がっていくだけだ。

一方、大きなというか長期のマーケット展開に関しては、しっかりと読もうとする。 でないと、長期投資の根底が崩れてしまう。

現時点での大きな読みの材料はというと、先ず世界経済の動向だが、こちらはマイナス圏で右往左往している。

コロナ感染がどこまで広がるのか、第2次感染に移っていくのか、それ次第で世界経済は上にも下にも振れる可能性大。

企業の業績動向も一部を除いて、かなり厳しい状況にある。 その中で、リモートワーク関連などで新しいビジネスが台頭しつつある。

3月以降の生産活動が落ち込んだ影響で、いずれ物資の供給ネックが表面化しようが、まだそこまでには至っていない。

ファンダメンタルズから見る限り、世界経済や景気動向は積極的に買い上がる状況にはない。

ところが、先進国中心に世界中で大量に供給された資金は運用先と利回りを求めて、どこにでも飛びつこうとホットマネー化してきている。

それらが合わさって、世界のマーケットはバブル化の様相を強めている。 金あまりバブル相場だ。

債券相場は天井圏に張り付いたままで、債券の新規発行はすごい勢いで消化されている。

また株式市場もディーリング相場化して、値上がりするものなら何でも買うという雰囲気となっている。

ざっと、こんなところが経済面での大きな判断材料といえよう。 そこへ、政治や地政学的な要素も入ってくる。

11月の米大統領選挙がどうなるか、中国の対外的な強圧的政策ははどこまで続くのか、等々。

その間も、世界各国の財政悪化は着々と進んでいる。 日本はじめ米国やEUも中央銀行による国債買い取り、つまり財政ファイナンスへの道をひた走っている。

これらを総合すると、現在進行形のバブル相場は行き着くところまで行って、大崩れに至るという図式は避けようがないだろう。

世界経済の復活を待つ前に、金あまりバブル高の進行が速すぎて、株式相場あたりから高値崩壊を始める展開だ。

いつのバブルも大崩れとなるや、ひどい棒下げは避けられない。 そこからだ、本格的なファンダメンタル投資のはじまりは。

われわれ長期投資家は安いところをたっぷり買ってきているから、ここからのバブル高を少しずつ売り上がっていける。

そして、バブル崩壊を待って、徹底的な買いを入れよう。 その頃には、長期的な応援企業もはっきりしてきているはずだ。

さわかみファンドは、ずっと買い増しの一手でいこう。 運用サイドでは、このバブル相場をつかず離れずで乗り切りながら、大暴落を待ち構えている。

全部やってくれるから、のんびりと乗っかっていてもらうだけでいい。 できるなら、いまの段階からどんどん買い増ししたい。

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