記事

英EU交渉、ボールは英側に 年内合意なお可能=バルニエ交渉官


[ワルシャワ/ブリュッセル 24日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱後の将来関係を巡りEU側の交渉を担うバルニエ首席交渉官は24日、英国は合意を望む「明確なシグナル」を送る必要があるとし、「ボールは英国側にある」と述べた。その上で、年内の合意は依然として可能だとの見方を示した。

バルニエ氏はオンラインセミナーで、これまでの協議でEU側が提示した政府補助金や漁業に関する暫定的な打開案を英国は今のところ取り合っていないと指摘。「ボールは英国側にある」とした上で、「合意は依然可能だと考えている」と述べた。

また、外交・防衛政策について協議することを英国が拒否しているのは「遺憾」としながら、漁業や政府補助金に関する公正さの確保についてEUは「柔軟性の余地」を探る用意があると述べた。

公正な競争環境の問題に関して英国にどこまで歩み寄るかとの質問に対しては「漁業や統治の問題と同様に、EUの交渉指令を尊重しながら着地点を探る用意がある」と答えた。

公正な競争環境に関する規定は最大の争点の1つとなっている。

バルニエ氏は、今年末で終わる移行期間内に将来関係を巡る合意をEU加盟27カ国が批准するためには10月までに草案をまとめる必要があるとし、そこが「正念場」になるとの見方を示した。

仮に交渉が決裂し、双方の貿易に関税や数量規制が適用されることになれば、英国により深刻な影響が及ぶため、EUは合意のためにどのような犠牲でも払うわけではないと強調。

「公正な競争環境を売り渡すことなはい。これはEUの貿易モデルの中核部分であり、英経済の利益のために妥協することはない」と述べた。

バルニエ氏はまた、英国はEU単一市場へのアクセスを得る代わりに公正な競争環境の確保に合意することを拒否する一方、金融サービスや電力市場の分野では緊密な関係を維持することを求めているとも指摘した。

将来関係を巡る交渉では、英国が範囲を限定した合意を望んでいるのに対し、EUは運輸や漁業、安全保障なども含む幅広い連携を求めている。

双方は交渉を加速させることで合意しており、協議は7月末まで毎週実施、その後夏休みをはさんで8月17日に再開する予定だ。

トピックス

ランキング

  1. 1

    靖国参拝は「韓国への迎合不要」

    深谷隆司

  2. 2

    「酷くなる」望月氏が菅政権危惧

    たかまつなな

  3. 3

    「半沢直樹」描かれる銀行の今昔

    大関暁夫

  4. 4

    半沢の元ネタ 大臣は前原誠司氏

    SmartFLASH

  5. 5

    マスクで重症化予防説 医師解説

    中村ゆきつぐ

  6. 6

    菅首相は本当に叩き上げ苦労人か

    NEWSポストセブン

  7. 7

    深夜の出迎えに河野氏「ヤメレ」

    女性自身

  8. 8

    児嶋一哉 半沢俳優陣はバケもん

    マイナビニュース

  9. 9

    宗男氏 野党の新内閣批判に反論

    鈴木宗男

  10. 10

    正恩氏の動向を報道中に北で停電

    高英起

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。